しのはら財団は、2025年研究助成プログラムの公募を開始しました。本プログラムは、AI技術やイノベーションを活用することで、日本の社会課題である長時間労働や少子高齢化、雇用慣行などの問題解決を目指し、Well-beingと生産性の向上を両立する革新的な研究を支援します。
助成の対象となるのは、AI技術を活用した分野横断的なアプローチや、多様な視点からの生産性向上と労働環境改善に関する研究です。具体的には、以下の5つの意義に基づいた研究を募集しています。
1.
日本の未来を拓く革新的研究の推進: AI技術とイノベーションを活用し、社会課題に対する独自の解決策を探求します。
2.
人間中心のテクノロジー活用: AIやデジタル技術を人間の可能性を引き出すツールとして活用し、個々の潜在能力を最大限に発揮できる環境の創出を目指します。
3.
Well-beingと生産性の好循環の実現: 個人の成長と社会への貢献が調和する労働環境を設計し、Well-beingと生産性の相乗効果を最大化する革新的方法論の開発に取り組みます。
4.
多様性と包摂性の推進: 年齢、性別、国籍、障害の有無に関わらず、すべての人々が活躍できる公正で包摂的な労働環境の実現に向けた研究を奨励します。
5.
日本発のイノベーション・モデルの構築: グローバルな視点をとりいれつつ日本の文化的強みも活かした独自のイノベーション・エコシステムの構築を目指し、中長期的な視点で支援します。
本プログラムでは、研究成果として以下の成果が期待されます。
日本の労働生産性を向上させつつ、働く人々のWell-beingを最大化する具体的な施策の提案
日本の社会文化的背景を考慮した、AI時代の新しい働き方モデルの構築
研究成果の社会実装を通じた、実際の職場における生産性の向上
次世代リーダーの育成と、継続的な労働環境改善を推進する人材ネットワークの構築
* 研究成果の戦略的発信による社会的対話の活性化と、日本社会全体の意識改革・行動変容の促進
助成金額は1件あたり最大200万円で、募集期間は2024年11月8日(金)~2025年1月13日(月)です。研究期間は2025年3月~2026年3月(最長6ヶ月延長可)で、対象機関は日本国内の大学、研究機関等(営利法人を除く)です。応募資格は国籍、年齢、性別、経歴不問です。
応募方法は専用のオンラインプラットフォームから受け付けており、詳細はしのはら財団のウェブサイトで確認できます。
本プログラムは、日本の労働環境の改善と、より良い未来の働き方を創造するための重要な取り組みです。多くの研究者の応募と、革新的な研究成果の創出が期待されます。