GORILLAZ、新作シングル「The God of Lying」の配信開始
ロンドンを拠点に活動するバーチャルバンドGORILLAZが、その待望のニューアルバム『The Mountain』からの3枚目の先行シングル「The God of Lying (feat. IDLES)」を本日解禁しました。この新曲は彼らのファンにとって衝撃的なサウンドと刺激的なコラボレーションのひとつです。
この楽曲は、GORILLAZのフロントマンであるデーモン・アルバーンと英バンドIDLESのボーカリスト・ジョー・タルボットによって作曲され、ロンドン、デヴォン、ムンバイといった多様な場所でレコーディングが行われました。特にバンスリ奏者のアジェイ・プラサンナや、パーカッションのヴィラージ・アーチャーリヤの参加により、より一層の深みが加わっています。IDLESのジョーがそのユニークなカリスマ性を発揮し、ダブスタイルのボーカルで問いかけと共に時折の慰めの言葉を交え、楽曲に込められたメッセージをより強調しています。
GORILLAZのフロントマン2Dは、「秘密を教えてもいい? 疑うってすごく疲れることなんだけど、物事を問い続けることは、本当は体にとってすごく良いんだ」とコメントしています。この言葉からは、楽曲のテーマの一つである社会的および政治的な不安が紐解かれます。
『The Mountain』は、GORILLAZにとって9枚目となるスタジオアルバムです。このアルバムは、音楽と楽器の壮大な音響を描き出し、多彩な声、メロディー、ビートが重なり合った15曲を収録しています。参加アーティストには、アジェイ・プラサンナやアマン&アヤン・アリ・バンガシュ、アヌーシュカ・シャンクなど、豪華な顔ぶれが揃っており、その全てがこのアルバムの「コラボレーション精神」を体現しています。
また、故ボビー・ウーマックやデイヴ・ジョリクール、デニス・ホッパー、マーク・E・スミスといった過去の盟友たちの声も収録されており、作品の深さをさらに引き立てています。『The Mountain』は、この世とその先に開かれるパーティーのプレイリストのように、人生の旅と存在の高揚感を探求するものです。
2026年3月20日には、イギリスのマンチェスターから『The Mountain』ツアーがスタート予定で、UKとアイルランドの各地での開催を予定しています。既にソールドアウトの公演もあるほどの人気ぶりです。特に、2026年6月20日にはロンドンのトッテナム・ホットスポー・スタジアムでの一夜限りの公演が予定されており、SparksとTruenoがスペシャルゲストとして出演することも発表されています。
ツアー情報は急速に更新される可能性があり、需要の高まりに応じて追加公演の発表も行われるそうです。これに加え、来夏にはヨーロッパ各地のフェスティバルにも出演予定とのこと。すべての日程やチケット情報は、公式サイト(
Gorillaz公式サイト)で確認できます。
新アルバム『The Mountain』は、デジタルダウンロード、スタンダードCD、デラックス版、ヴァイナルなどさまざまなフォーマットで発売予定です。アートワークはビジュアルアーティストのジェイミー・ヒューレットによるもので、ゴリラズのキャラクターたちがインドで新作制作に取り組んだ時間の風景を精巧に描写したイラストが展開されています。
今後のGORILLAZの動きから目が離せません。若い世代から年配者まで幅広いファンを魅了し続ける彼らの音楽の世界に、ぜひ耳を傾けてみてください。