RTXがレイセオン製SM-3ブロックIIAの量産体制を確立!防衛力強化に向けた一歩

RTX、SM-3ブロックIIAの量産体制に突入



RTX(NYSE: RTX)の事業部門であるレイセオンは、革新的な防衛技術を進め、SM-3ブロックIIAの量産体制を正式に承認したことを発表しました。この新たな段階は、米国及びその同盟国からの防衛需要が高まる中で、プログラムの成熟度が確認された結果です。特に、SM-3ブロックIIAは、ミサイル防衛分野における重要な進化を象徴しており、その能力について多くの期待が寄せられています。

量産体制への移行は、ミサイルの信頼性と性能が確認されたことにより、設計や製造におけるリスクが払拭されたことを意味しています。2024年7月には、米国ミサイル防衛庁(MDA)から19億ドルの契約を受ける見込みであり、アメリカと日本の防衛省に対するミサイル製造の加速が期待されています。

レイセオンのネーバル・パワー部門のプレジデント、バーバラ・ボルゴノヴィ氏は、「SM-3ブロックIIAは、日本の防衛産業との長期的なパートナーシップを示しており、米国及びその同盟国の防衛能力の進化を促進する取り組みの成果です」とのコメントを発表しています。これは、ミサイルの設計が成熟し、プログラム全体の効率性が向上することを示す重要なマイルストーンです。

SM-3ブロックIIAは、米国と日本の防衛省が共同開発した革新的なプログラムであり、主要な進展としてこの量産体制に到達したのは初めてのことです。改良されたロケットモーターとキネティック弾頭を備えたこのミサイルは、短距離から中距離の弾道ミサイルの脅威に対抗するために、広範囲を守る能力を持っています。

量産はアリゾナ州ツーソンおよびアラバマ州ハンツビルのレイセオンの施設で行われ、2031年2月までに完了する予定です。これにより、国家の安全保障を強化するための新たな基盤が築かれつつあります。

株式会社レイセオンの歴史と未来



レイセオンは、米国政府、同盟国、及びそのパートナー国に対し、国家主権を保護するための防衛ソリューションを提供しており、100年以上にわたり、新技術の開発と既存能力の向上に力を注いできました。彼らは統合防空ミサイル防衛、スマート兵器、ミサイル、先進センサーとレーダー、さらには宇宙ベースのシステムの分野でも先駆的な役割を果たしています。

RTXは、航空宇宙・防衛業界のリーダーであり、グローバルチームの力で科学技術の限界に挑戦し続けています。これにより、世界中の顧客が直面する課題に応えるための新技術ソリューションを開発しています。RTXの本社はバージニア州アーリントンに位置し、2023年の売上高は69億ドルに達する見込みです。

このように、SM-3ブロックIIAの量産体制の確立は、RTXとレイセオンの両社が世界の防衛に貢献するための重要なステップであり、今後の発展に期待がかかります。

会社情報

会社名
RTX Corporation
住所
870 Winter Street Waltham, MA
電話番号

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