環太平洋大学の新たな挑戦
環太平洋大学・教養教育センターは、学生の非認知能力を育成する革新的なプロジェクトを実施しています。特に2025年6月25日には、著名なクリエイターである西岡壱誠氏が講師として参加し、学生たちが「漫画制作」に挑戦しました。西岡氏は東京大学出身であり、成功した学習法をもとに『ドラゴン桜』の脚本・監修を行い、その実績から多くの受験生の支持を受けています。
西岡壱誠氏の紹介
西岡氏は東京大学経済学部の卒業生であり、彼のキャリアの中で、偏差値35の状態から独自の勉強法を模索し、見事に東大に合格を果たした経験を持っています。彼の著書『東大読書』シリーズは、累計40万部を超えるベストセラーを記録しており、受験に関するメディアにも頻繁に出演しています。教育監修を手掛ける中で、彼の影響力は多くの学生に浸透しています。
漫画制作プロジェクトの実施
このプロジェクトでは、漫画制作の基礎を学ぶことからスタートしました。「漫画とは何か?」という問いを基に、制作プロセスが進められました。学生たちは、「絵が描けないから」という理由で制作を諦める必要はないことを認識し、原作と作画の分業を体験しました。
インプット段階
最初の段階では、漫画がどのように制作されるか、特に現代の媒体での読みに対応するための技術的なアプローチについて理解を深めました。特に、最近のスマートフォン向けの縦スクロール形式の漫画や、表現の自由度についての知識が共有され、読者の反応に対する重要性が強調されました。
アウトプット段階
次に、実際に漫画を制作するアウトプットの時間が設けられました。学生たちは4人1組のチームを組み、それぞれ原案担当や取材担当に分かれ、与えられた条件の制約の中で、どのようにストーリーを構成するかを考えました。これまでの「漫画」という概念とは異なるアプローチで、各チームはアイデアを出し合い、見事に4コマ漫画の原画を作成することに成功しました。
次のステップ
このプロジェクトでは、次回に制作した原案を業者に渡し、本物の漫画として完成させる予定です。各チームはさらに案を練り上げ、次回の挑戦に臨む準備を整えています。今後の展開も楽しみです。
環太平洋大学は、独自の教育プログラムを通じて、学生の成長を促進していることが明らかとなりました。参画型の学びによって、学生たちは自分の実力を引き出し、非認知能力を育てていく機会を得ています。この新たな挑戦は、受験だけでなく、今後の人生にも大きく影響を与えることでしょう。