予備校の歴史を探る
2026-02-10 10:34:20

教育ジャーナリスト小林哲夫が描く予備校の変遷とは

教育ジャーナリスト小林哲夫が描く予備校の変遷



予備校の過去と現在


近年、推薦入試やAO入試が重視されるようになり、予備校の存在意義が薄れてきました。しかし、教育・受験ジャーナリストの小林哲夫さんの新著『予備校盛衰史』は、その重要性を再考させる内容となっています。本書は、1970年代から1990年代にかけての「予備校文化」の黄金時代を振り返り、その後の変化について考察します。

学問への入り口としての予備校


「大学受験に失敗したら予備校へ行けばいい」。この考え方はかつて多くの学生に共通していました。浪人生がドラマの主人公になる時代もあったのです。ですが、現代では見られなくなったこの現象は、なぜでしょうか。小林氏は「学問への入り口」としての予備校の役割を描き直し、現在の教育制度が見失った価値を浮き彫りにします。

書の構成と内容


本書は、以下の8つの章で構成されています:
1. いま予備校はどうなっているか
2. 草創期の興亡――明治から戦中期まで
3. 拡大期の群雄割拠――戦後から最盛期まで
4. 爛熟期の寡占・淘汰・発展――80年代から現代まで
5. 予備校のアイデンティティ――その効用とトラブル
6. 予備校文化とは何か――束縛をはね除けた不気味なアナーキスム
7. 「文化」を創り出す人びと――駿台フォーラム・文教研・ベ平連
8. 未来の予備校――少子化に向けたサバイバル

それぞれの章で、予備校の成り立ちやその影響力、社会における役割を深く掘り下げています。

教育制度との関連


日本の教育制度は「六・三・三・四制」を基本としているため、予備校の存在は公式には想定されていません。しかし、実際には多くの学生が大学受験を突破するために予備校に頼っています。この矛盾を突き詰めて考えると、予備校が持つ意味は一層重要になります。

著者のプロフィール


小林哲夫氏は1960年生まれの教育・受験ジャーナリストであり、代表作には『大学ランキング』や『東京大学合格高校盛衰史』など多岐にわたります。本書でも彼の鋭い視点が光っており、予備校の文化や歴史についての新たな理解を提供してくれます。

まとめ


『予備校盛衰史』は、予備校という存在が教育制度に与えた影響を見つめ直す一冊です。過去の事実と現代の課題を結びつけ、これからの教育に対する考え方を深めるきっかけとなるでしょう。出版は2026年2月10日、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。


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会社情報

会社名
株式会社NHK出版
住所
東京都渋谷区宇田川町41-1
電話番号
03-3464-7311

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