富士通グループがCDP「気候変動」調査で最高評価獲得
富士通グループが、CDP(Carbon Disclosure Project)が実施した2025年の「気候変動」に関する調査で、最高評価の「気候変動Aリスト」企業に選ばれました。これは、同社が8回目の評価を受けるもので、同社の環境への取り組みが高く評価された結果です。
CDPについて
CDPは国際的な非営利組織であり、運用資産総額127兆米ドルを超える投資家を代表して、毎年企業の環境に関する情報を調査しています。この調査では、企業が環境に対してどのようにアプローチしているか、リスクや機会をどのように認識し、管理しているか、その戦略や目標設定などが評価されます。富士通グループは、これらの観点で卓越した取り組みを示し、リーダーシップを発揮したことから、この評価を受けました。
富士通の気候変動への取り組み
富士通グループは、2017年に2050年までにCO2のゼロエミッションを達成することを目指す中長期環境ビジョン「Fujitsu Climate and Energy Vision」を策定し、2023年6月にはこのビジョンを更新しました。具体的には、2030年度に自社事業活動における温室効果ガス排出量をゼロにし、さらに2040年度にはバリューチェーン全体の排出量をネットゼロにすることを目指しています。この目標は、SBTi(Science Based Targets Initiative)からネットゼロ認定を受けています。
また、AI技術の普及に伴って増加する電力需要に対応するため、富士通は省電力性能を備えたCPUやネットワーク技術の研究開発を強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
環境行動計画
2019年から2023年にかけての環境目標である「第11期環境行動計画」では、気候変動や資源循環、生物多様性の保全といったグローバルな社会課題に基づいた目標を設定しています。これにより、サプライチェーン全体での環境負荷軽減に努め、サステナビリティ・トランスフォーメーションをリードする企業として、お客様や社会が抱える課題にテクノロジーで貢献しています。
サステナブルな未来に向けて
富士通グループは、サステナブルな未来の実現に向けた取り組みをさらに推進していく方針です。持続可能な開発目標(SDGs)への貢献は、同社の存在意義の一部であり、今後もイノベーションを通じて社会に信頼をもたらし、より良い世界を築く努力を続けていきます。
今後の富士通グループの活動にも注目が集まります。彼らの取り組みが持続可能な社会の実現にどのように寄与していくのか、期待が高まります。