宮永愛子の個展「万寿の園」が麻布台ヒルズで開催中！アートを通じて街の歴史を感じよう

宮永愛子個展「万寿の園」開催中

2025年8月30日から10月19日まで、麻布台ヒルズ内にある「Gallery & Restaurant 舞台裏」で現代美術家・宮永愛子による個展「万寿の園」が開催されています。アートに興味がある方や地域の文化を楽しみたい方必見のイベントです。

1. 個展の概要

本個展は、宮永愛子が時間の流れを繊細に捉えた作品を展示し、麻布台地域の歴史と変化を作品に込めています。宮永はフィールドワークを通じて、お話を聞き、人々の生活の中に潜む思い出や懐かしさを探求しました。特に注目すべきは、その基盤となったポスト「万寿園前」についての視点です。

2. 「万寿園前」の物語

展覧会のタイトル「万寿の園」には、麻布台地域の人々の生活が映し出されています。宮永は、ポストを通じて道や周辺の店の様子、そこに集まる人々の物語を想像。その思い出は、人々にとって懐かしい風景を呼び起こします。展覧会の中では、訪問者がそのポストを探し、SNSでハッシュタグ「#万寿園ポスト」を使って自らの発見をシェアすることが奨励されています。このようにして、訪れる人々が個々の経験を共有し合う新たな交流の場を作り出しています。

3. アーティスト・宮永愛子

宮永は1974年に京都で生まれ、日用品や自然の要素を用いた作品で注目されています。彼女の作品は時間を視覚化し、変わり続ける世界を描き出す手法で知られています。近年では、パリや富山などでの個展も行い、多方面で活動を広げています。彼女の作品は、ただのオブジェクトではなく、時間や思い出との対話が生まれる点が特徴です。