安乗埼灯台まつり『夏の段』が大盛況
2024年8月3日、三重県志摩市にある安乗埼灯台で行われた「安乗埼灯台まつり『夏の段』」は、約1,200名の来場者で賑わい、午後からの灯台のライトアップに合わせて美しい夏の夜が演出されました。この祭りは、安乗埼灯台とその周辺地域の活性化を目的としており、地域の人々と観光客が一つになって楽しむ素晴らしい機会となりました。
縁日での賑わい
この祭りのテーマは「縁NICHI めぐみと伝統ある漁師町の縁日」。会場には、唐揚げ、焼きそば、りんご飴といった屋台グルメが並び、子どもたちの笑顔があふれる場所となりました。夕方16時から始まった灯台のライトアップに合わせて、食事や飲み物を楽しむ人々の姿が印象的でした。
また、灯台資料館で行われた特別展示「安乗埼灯台の歴史」にも多くの人が足を運び、この地の文化に触れることができました。展示には灯台の建設当時の貴重な写真や、灯台守が使用していた道具が含まれており、来場者はその歴史に思いを馳せていました。特にお子様連れの家族からは「来年も参加したい!」という声が多く上がり、イベントの人気を実感しました。
灯台クイズと地元アーティストのパフォーマンス
灯台まつりでは、参加者が挑戦できる灯台クイズも行われました。全8問の問題は、灯台の歴史や構造についての知識を問うもので、参加者の中には全問正解する人もいたほどの盛り上がりでした。このクイズは、知識を楽しみながら学ぶ良い機会となったようです。また、地元アーティストによる歌の披露も行われ、美しい歌声がライトアップされた灯台とともに幻想的な雰囲気を演出しました。
安乗埼灯台の魅力
安乗埼灯台は明治6年に完成した歴史的な灯台であり、その周囲は美しい公園として整備されています。灯台は志摩半島の中央部に位置し、日本の海を支える文化遺産の一つとして位置づけられています。「日本の灯台の父」と称されるR.H.ブラントンの指導によって設計されたこの灯台は、現在も多くの人々に親しまれており、観光スポットとしても知られています。
この夏の思い出を作った「安乗埼灯台まつり」は、地域の皆さんの協力を得て、無事に大成功を収めました。志摩市、あのりおこし、あのり有志会など、様々な団体が一丸となって実施したこのイベントは、今後も永続的に行われることが期待されています。さらに、灯台を中心とした地域活性化の取り組みも進んでおり、未来への希望を感じるイベントとなりました。
今後も安乗埼灯台が地域のシンボルとして、多くの人々に親しまれ、愛され続けることを願っています。