妊娠中の夫婦の意識
2017-09-14 16:12:01
「パパになる準備はできていますか?」夫婦間での妊娠に関する意識調査結果
妊娠中の夫婦間での実態とは?
最近の調査によると、妊娠中の思いや悩みについて夫婦間での認識の違いが浮き彫りになっています。調査対象は、日本国内に住む2歳以下の子どもを持つ30代の既婚男女。全体で400人のサンプルが取られたこの調査では、多くの興味深いデータが得られました。
妊娠中の悩みの相談先
調査によると、妊娠中の女性の71%が何らかの悩みや相談を持っていることがわかりました。この中で、最も多かった相談先は、なんと親であり、特に母親に相談するケースが目立ちました。一方、夫の54%は「誰にも相談しない」と答えており、両者の抱える悩みを誰に相談しているのか、大きなギャップが確認されました。
特に、妻たちが「親に相談する」という心理は、やはり妊娠を通じての心身の変化に伴い、適切なサポートを求めることから来ているのかもしれません。反対に、夫たちは「自分で解決しよう」とする傾向が強く、結果として、相談相手を見つけられずにモヤモヤを抱えることが多いようです。
妊娠中に抱える不満とは?
妊娠期間中の不満についても調査が行われました。約50%の妻が、夫に対して不満を抱えていたことが明らかに。具体的には、出産に関する準備や情報提供、支援の少なさについて不満が寄せられています。驚くことに、夫が考えている以上に、妻たちはパートナーのサポートに困っているという実態があります。
夫婦間の認識の違い
出産前の準備についての認識にも違いが見えました。88.5%の夫は「自分は出産に協力的だ」と思っている一方、実際に妻が感じている協力的であった割合は72.5%にとどまり、大きな乖離が生じています。これは「自分が妻のためにしていること」が、妻が求める「協力」とは必ずしも一致していないことを示唆しています。妊娠・出産に対する期待が異なることで、関係性にも影響を及ぼすことが考えられます。
妊娠中に求めるサポート
「妊娠期に夫にしてほしかったこと」という質問に対しては、圧倒的に「家事」や「一緒に過ごす時間」を求める声が多く寄せられました。これらは「精神的な支えを求める夫」と、「現実的な負担軽減を求める妻」という、両者のニーズの違いが顕著に現れています。夫が「自分はサポートしている」と信じていても、妻は実際にはそれを充分に感じていないのです。
ママのリアルな声
調査には、母親の生の意見も集まっており、妊娠期にモヤモヤした気持ちを語る声が多くありました。「忙しい夫が中心にあり、相手にしてもらえない」との声や、「一緒に行動しても荷物を持ってもらえなかった」といった実態があることも分かりました。
まとめ
妊娠と出産は、夫婦二人三脚で向き合うべきときです。この調査結果からは、パートナー間での意識の違いや必要なサポートの内容におけるギャップが如実に表れています。これを受けて、夫が少しでも積極的に動き出すことで、妊娠期間をより充実したものにできるはずです。互いに思いやりを持ちながら、支え合いながら新しい命を迎えていきたいものです。
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