新たなコミュニケーションの扉を開けるAIの力
2024年12月3日、パラレル株式会社の共同代表取締役である青木穣氏が、Agora, Inc.の共同創業者でCROのトニー・ワン氏とオンライン対談を行いました。この対談は、「AI活用によるコミュニケーションの未来」をテーマに、最新の技術や可能性について議論されました。
パラレル株式会社とは
パラレルは、友達と遊べるたまり場アプリとして、利用者同士がボイスチャットでつながりながら楽しむプラットフォームを提供しています。ユーザー体験を向上させるために、AI技術を取り入れた新たなコミュニケーション方法を模索しています。
CEW 2024での発表
対談の前に、シンガポールで開催されたイベント「CEE 2024」において、AgoraとOpenAIの技術を組み合わせたユースケースが紹介されました。これによって、次世代のSNSの楽しみ方に新たな視点を提供することが期待されています。
青木氏自身も、オンライン上でのAIの役割に対する関心の高まりや、参加者からの質問が多かったことを振り返りました。「特に、AIによるゲーム実況機能に興味が集まりました」と彼は語ります。
AIがつなぐユーザーの未来
トニー氏は、「AIはユーザー間のコミュニケーションを助け、コミュニティに新たな価値をもたらす存在」、とその意義を強調しました。彼は、コミュニケーションの新しい形を追求する中で、「スピードと想像力」が何よりも重要だと述べ、パラレルの役割に期待を寄せました。特に、AIが手助けすることで、どんな素敵な場所でも人が集まるような「居心地の良い場所」を作り出すことができるとの考え方を示しました。
AI活用の新たな挑戦
対談では、AIが「コンパニオン」のようにユーザー同士の会話を盛り上げるためにどのような最適化が必要か、またこの過程でコストの影響を受けずに実行可能かという挑戦についても話が及びました。青木氏は、「私たちは今後、AI技術を活用して、人間の体験をさらに豊かにするユースケースを切り開いていきたい」と情熱を語りました。
トニー氏もまた、「ゲームはアクティブなコンテンツで、AIは無限の創造力を持っている」と述べ、ゲーム内でのAIとの関わりの広がりを期待しました。特に、AIが存在することで、常に誰かと繋がる楽しさを提供できると強調しました。
ユーザー体験の向上を目指して
青木氏は、AIの本来の可能性について、まだまだ未開拓の分野が多いと強調します。「特にゲーム業界における成功例は、ダイナミクスを変える可能性があります」との視点を示しました。対談を通じて、AIの活用によって、より自然な対話が可能になることが重要だとトニー氏も語りました。
AIの発展によって、これまでにない新しい体験を生み出すことが期待されています。トニー氏の言葉を借りれば、AIは子犬を迎え入れて家族を幸せにするような存在なのです。このような新たなコミュニケーションの形が、パラレルアプリを通じて実現される日を楽しみにしています。
現在、パラレルは約100万人の月間アクティブユーザーを抱え、着実に成長を続けており、今後の展望に注目が集まります。
詳細情報は、公式サイトやノートでご覧いただけます。公式サイト:
パラレル公式HP | ノート:
公式ノート