東京都港区に位置するITOCHU SDGs STUDIOでは、2025年4月12日に新たな食のスポット「おむすびゑ」がオープンすることが発表されました。このプロジェクトは、日本全国47都道府県の具材を用いた多彩なおむすびを提供し、同時に地域のこども食堂と連携することで、人と人の絆を深めることを目的としています。
「おむすびゑ」は、全国47都道府県に点在するこども食堂とのコラボレーションにより、地域ごとの魅力的な食文化を発信する役割も担っています。この initiativeは、「旅するおむすび屋」として知られる菅本香菜さんと、全国のこども食堂支援を行っている「むすびえ」によって展開されます。
菅本さんのフィルターを通して、各地の伝統的なおむすびが紹介され、それらが持つ地域性も合わせて学ぶことができる展示となることが期待されています。さらに、運営には管理栄養士など食の専門家が多く参加しており、食育のワークショップも定期的に行われる予定です。
■ロゴに込められた願い
特にユニークなのが、「おむすび」という言葉の成り立ちに関する願いです。おむすびの語源には「人と人の良縁を結ぶ」という説があります。この説を受けて、「おむすび」に「会」を経験する場所であることを示す「ゑ」を足し、「おむすびゑ」という名前が生まれました。この取り組みを通じて、様々な地域のおむすびを共に味わい、集った人々との繋がりを深めることが願われています。
■「おむすびゑ」の詳細
「おむすびゑ」の運営主体は、旅するおむすび屋とNPO法人全国こども食堂支援センターの「むすびえ」で、運営を行うのは食に関する専門家が多数在籍する「Harmo」です。開催期間は2025年4月12日からで、3月22日から土日限定でプレオープンする予定です。
場所は、ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT内にあり、来店時間は11:00から15:00で、営業日は金・土・日・祝日となっています。
販売されるおむすびは毎月変わり、各地域のこども食堂と協力して開発されています。また、親子参加型のワークショップも企画されており、食を通じての学びを深める機会が提供されることでしょう。おむすび作り体験や生産者のトークセッションなど、興味深い活動が予定されています。
■地域ネットワークとこども食堂の活動
「おむすびゑ」では、販売に加えて全国のこども食堂や地域ネットワーク団体の活動も展示され、来場者はおむすびを楽しみながら地域の食文化や支援活動について知ることができます。「こども食堂」については、地域の食文化や交流の場としての役割を果たすことが期待されており、この活動を通じて未来の子供たちとの絆を深められることを目指しています。また、全国で10,867のこども食堂が存在し、地域コミュニティにおける重要な役割を果たしています。
このように「おむすびゑ」は単なる飲食店ではなく、食を通じて地域の結びつきを深め、人々に新たな体験を提供することを目指しています。公式ウェブサイトやインスタグラムを通じて、最新情報を随時発信しているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。