臨海セミナーのJ-1グランプリで決まった新しいチャンピオン
2023年9月27日、株式会社臨海が主催する毎年恒例のJ-1グランプリが開催され、小学生から高校生を対象にした教育業界での注目のイベントとなりました。この大会では、質の高い授業を提供するために挑む講師たちの授業力を競い合い、今年も熱い戦いが繰り広げられました。
J-1グランプリの概要と亮点
J-1グランプリとは、臨海セミナーが展開する地域ごとの選考を経て、全国から選ばれたトップ講師が集まって行われます。今回の大会では、予選に参加した1000人以上の講師の中から選ばれた4名がファイナリストとして決勝戦に進出しました。そして栄えある第13回のチャンピオンに輝いたのが、ESC難関高校受験科横浜地域責任者の菅野先生です。
約1,500名の臨海セミナー社員が会場に集まり、講師たちの授業を観覧し投票を行う形式は、5年ぶりの復活となります。そのため、会場は熱気に包まれ、講師たちはお互いを刺激し合う場ともなりました。
菅野先生は、選ばれたことに対して「大変嬉しいです」と感情を表現し、今までの努力が客観的に認められたことが自信につながったと語りました。多くの人々と関わりながら、自身の授業力を磨いてきた結果が、この栄誉につながったのでしょう。
菅野先生の授業哲学
菅野先生が目指しているのは「圧倒的な共演授業」です。わかりやすい授業はもちろん重要ですが、彼はそれだけではなく、「生徒たちが塾に来る価値」を実感できるような授業を提供することが必要だと考えています。教授法においては生徒の理解度を常に観察し、適宜アプローチを変え、授業の流れを柔軟に調整させることを心がけています。
生徒たちの脳の動きを意識し、「考えて」と促したり、集中が途切れたと感じた際には「みんなストップ!ちょっと聞いて!」と指示を出すことで、彼らの理解を深める努力を怠りません。このようにして生徒とのインタラクションを大切にし、その結果としての成績向上を目指しています。
今後の目標
菅野先生の得たこの名誉は、彼自身の目標の一部であり、さらなる授業力の向上につながると確信しています。「講師として全ての生徒に信頼される存在になりたい」と語り、ただ立っているだけで生徒の成績が向上するような存在を目指すという意欲を示しました。
また、講師としての自身の成長でもありますが、次世代の講師を育成し、自らの経験や知識を広めることにも力を入れていくという展望を持っています。臨海セミナー全体が全国No.1の進学塾を目指し、その発展に寄与するのが彼の願いです。
臨海セミナーの50年の歴史
臨海セミナーは1974年に設立されて以来、地域に根ざした進学塾として生徒たちの進路をサポートしてきました。現在、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、大阪府に541校を展開し、50周年を迎えた臨海セミナーは、今後も教育の質を向上させ、次世代に夢や希望をつなげる指導を続けていくことでしょう。
このように、菅野先生と臨海セミナーの取り組みは、教育の質や生徒の意欲向上に貢献する重要な要素となっています。チャンピオンとしての役割を担う菅野先生の今後の活躍に期待が寄せられています。