エコプロ2024新提案
2024-12-21 12:20:09

持続可能な展示ブースデザインの新提案、スーパーペンギンがエコプロ2024で発表

エコプロ2024での持続可能な展示ブース開発



スーパーペンギン株式会社は2024年12月4日から6日まで開催されたエコプロ2024にて、展示会ブースの新たな構造「再生板紙構法」を発表しました。この構法は、年間約2トンの木材廃棄量をゼロにすることを目指しており、環境への負担を減らすための取り組みとして注目されています。

再生板紙を使用したブースデザイン



出展されたブースは、再生板紙で製作され、来場者に分かりやすく伝えるため、あえて一部の壁面に壁紙を使用せず、再生板紙の素材をそのまま見える形で展示しました。この独特なデザインにより、訪れた人々は現在の展示ブースの環境問題について理解を深め、「再生板紙構法」の革新性を実感できるブースとなっていました。

スーパーペンギンの代表、竹村尚久氏は、エコプロ会場内のエコプロステージでこのテーマに関するセミナーを行い、その内容は多くの参加者に支持され、スタンディングオベーションを受けるほどの盛況となりました。セミナー終了後、ブースには参加者が押しかけ新たなアイデアや技術についての議論に花が咲きました。

次世代への環境教育



また、エコプロ2024では子ども向けに、再生板紙にスタンプを押してキーホルダーを作るワークショップも実施。参加した子どもたちは楽しみながら環境問題について考える機会を持ち、親子共々大いに賑わいました。特に、無料送迎バスを利用することで、多くの子どもたちが会場を訪れ、環境への意識を深める良い機会となりました。

再生板紙構法の仕組みと課題



再生板紙とは、古紙を細かく裁断し、溶解して段ボール厚紙状に加工したもので、熱とボンドでつなぎ合わせて形成されます。この素材は環境に優しく、展示ブース使用後は再度回収され再利用可能ですが、いくつかの課題も抱えています。

1. コスト面の課題: 再生板紙構法は、従来の木工ブースに比べて約1.5倍のコストがかかり、現在の技術では制作可能なサイズが制限されています。
2. 重量の問題: 見かけ上軽いと思われがちですが、実際には圧縮により木材よりも重くなり、取り扱いに注意が必要です。
3. 防炎処理技術の未整備: 防炎処理に関する技術が現在整っていなく、手作業で行うため、コストがかさんでしまうことも課題として挙げられています。

持続可能な社会のために



これらの課題は存在しますが、スーパーペンギンは再生板紙構法が展示会業界で普及すれば、木材廃棄量の大幅な削減が可能であると信じています。この方法を広めることで製紙業界に新たな需要を生み出し、サステナブルな社会の実現に寄与することが期待されています。今後、多くの方に再生板紙構法の魅力を伝え、環境に優しい展示デザインの普及を図る意向です。

スーパーペンギン株式会社の基本情報



株式会社名: SUPER PENGUIN
代表者: 竹村 尚久
設立年: 2005年6月2日
所在地: 東京都品川区上大崎3-10-50 SEED花房山405
連絡先: 03-6417-4497
事業内容: 展示会ブースデザイン、集客セミナーの企画・開催など
公式サイト: SUPER PENGUIN

スーパーペンギンは、全国で展示会に参加する企業の出展をサポートし、持続可能な展示空間を提案するエキスパートとして、今後の活動にも注目が集まっています。


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会社情報

会社名
SUPER PENGUIN株式会社
住所
東京都品川区上大崎3-10-50SEED花房山405
電話番号
03-6417-4497

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