新郷土料理『倉橋島お宝フリット』
2019-02-14 08:58:12

倉橋島の魅力を引き出す新郷土料理『倉橋島お宝フリット』とは

倉橋島の新たな味『倉橋島お宝フリット』の誕生



倉橋町は、広島県の南部に位置し、特産品や美しい観光名所が多く存在する魅力的な地域です。特に「日本の渚100選」に選ばれた桂浜海水浴場は、観光客を惹きつけるスポット。その名産品には、牡蠣やちりめんじゃこ、さらにはブランドトマト「お宝とまと」といった地元の新鮮な食材があり、訪れる人々に食の魅力も提供しています。

しかし、昨年7月に発生した豪雨災害によって、倉橋町は大きな打撃を受けました。交通の遮断や断水により、旅館や飲食店は多くのキャンセルに直面し、地域の観光業は厳しい状況に置かれました。そんな困難な中でも、倉橋町の地域振興に尽力する取り組みが始まりました。人気イタリアンレストラン「アクアパッツァ」の樫村仁尊シェフがプロデューサーとなり、地元の生産者と連携し新しい郷土料理の開発に乗り出したのです。

新しい郷土料理とは?


新しく開発された郷土料理の名は『倉橋島お宝フリット』。これは、倉橋島の特産品であるちりめんじゃこのパウダーを衣に用い、地元の新鮮な魚介や野菜を包んで揚げたフリットです。さらに、倉橋島産のレモンを活かした特製タルタルソースが添えられ、さっぱりとした味わいが楽しめます。お客様に親しみやすい料理として、家庭でも手軽に再現できるレシピになっています。

調理講習会の実施


このプロジェクトでは、樫村シェフが倉橋島を訪問し、地元の生産者や飲食店、漁師たちと意見交換を行いました。そして試作を重ねた後、1月から2月にかけて調理講習会が行われ、約50名の参加者が新しい料理の調理法を学びました。参加者たちは、地元の魚介やお宝とまとを使ったフリットの調理を体験し、樫村シェフとの交流を通じて地域のつながりを深めました。

地域の活性化を目指して


『倉橋島お宝フリット』は、この春から一部の飲食店でメニューとして提供される予定で、観光イベントなどでも積極的に活用されることが期待されています。この新たな郷土料理を通じて、倉橋島の豊かな海の幸と山の幸を堪能できる機会が増え、地域の活性化に寄与することが目指されています。

プロデューサー樫村仁尊氏の思い


樫村シェフは、「難しい料理にすることで親近感を失わず、家庭でも簡単に取り入れられる食事を提案したい」と語ります。その言葉のように、親しみやすく調理のしやすいフリットは、家庭でも手軽に楽しめるメニューとして評価されています。また、ちりめんじゃこが衣に加わることで、旨味と程よい塩分がプラスされ、食材の味をさらに引き立てる工夫がされています。

まとめ


倉橋島の新郷土料理『倉橋島お宝フリット』は、地域の資源を最大限に活用した料理として、観光業の復興と地域振興の重要な一歩です。樫村シェフの情熱と地域の絆から生まれたこの料理が、倉橋町に新たな風をもたらし、訪れる人々へ美味しい体験を提供することを期待しています。今後も、このプロジェクトによって新たな地元グルメが生まれることを楽しみにしています。

会社情報

会社名
「HASHIWATASHIプロジェクト」事務局
住所
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル35階
電話番号

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