Coursera日本語講座
2024-03-14 16:46:13
Courseraが日本向けに4,400講座を日本語化、AI機能も新導入
Courseraが日本市場に向けて大規模な取り組みを発表
2023年3月14日、オンライン学習プラットフォームのリーダーであるCoursera, Inc.が斬新な取り組みとして、日本の学習者向けに4,400の講座を日本語に翻訳することを発表しました。この新しい施策には、AIを活用したインタラクティブな学習機能が組み込まれ、質の高い教育をより広く提供することを目指しています。
大規模な日本語対応の講座
Courseraでは、これまで英語のみで提供されていた人気講座を日本語に翻訳し、日本語話者が直接受講できる環境を整えました。具体的には、DeepLearning.AIの「誰もが使える生成AI」、ミシガン大学の「みんなのプログラミング」、IBMの「データサイエンスとは何か」といった一流講座が含まれ、学習者は講義ビデオの字幕や小テスト、評価の手順に至るまで、すべてのコンテンツに日本語でアクセスできるようになりました。
さらに、過去2年でCourseraを利用する日本の学習者数は2.5倍に増加し、現在の登録者数は170万人を超えています。この成長は、特にコロナ禍においてのオンライン教育への需要の高まりを反映していると言えるでしょう。
企業向けサービスの充実
また、Courseraは日本の企業や政府機関とも連携し、即戦力となる人材育成を支援しています。野村総合研究所やSATOグループ、仙台市などがCourseraの企業向けサービスを活用しており、特にビジネスシーンでのデジタル技術習得を促進しています。
AIを利用した新機能
さらに大きなニュースとして、Courseraは新たにAIを活用した学習機能を導入することが発表されました。具体的には、バーチャル学習アシスタントの「Courseraコーチ」が、学習者にパーソナライズされたフィードバックを提供したり、ビデオ講義を要約したりすることが可能になります。この機能により、学習プロセスがさらに効率的になります。
AIの導入により、Courseraの日本での活動は新たな次元へと進化を遂げています。翻訳された講座だけにとどまらず、生成AIを統合した教育プログラムも提供され、ユーザーの学習体験の質が大幅に向上しています。
世界に広がる日本の学び
今回の取り組みによって、東京大学の人気講座も含め、質の高い日本の教育コンテンツが世界中で活用されるようになります。具体的には、「ビッグバンからダークエネルギーまで」や「ゲーム理論へようこそ」といった講座が、21か国語に翻訳され、国際的な学習者にもアクセス可能になります。
Courseraについて
Courseraは2012年に設立され、現在では世界で最も大規模なオンライン学習プラットフォームの一つです。約1億4200万人以上の登録学習者を抱え、300以上の大学や業界パートナーと提携し、幅広いジャンルの教育コンテンツを提供しています。日本市場への本格的な進出を果たすことで、Courseraはさらなる成長を見込んでいます。
今後も日本の学習者がAI時代に対応できるスキルを身につけるための新しい道を切り拓くことが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
Coursera Inc.
- 住所
- 381 E Evelyn Ave, Mountain View, CA 94041
- 電話番号
-