感謝の声を届ける「サンクスナース」プロジェクトの取り組み
新型コロナウイルス感染症の影響が広がっている中で、医療従事者、特に看護師の方々が果たしている役割は極めて重要です。「サンクスナース」プロジェクトは、看護師への感謝の気持ちを広めるための活動として、1993年に始まりました。共同代表の岡山慶子さんと中村清吾さんが中心となり、現在も多くの支持を受けて活動を続けています。
感謝のメッセージ募集
「サンクスナース」プロジェクトでは、2020年8月から9月にかけて、看護師さんへの感謝の言葉を全国から募集しました。その結果、小学生から80代の方々まで、著名人を含む140通もの心のこもったメッセージが寄せられました。これらのメッセージは、看護師さんたちに感謝の気持ちを直接届けるための貴重な資源となっています。
特に、5月12日の「看護の日」に合わせて、全国で集まった感謝の言葉を発信することで、一人でも多くの看護師の方々にその思いを伝えようとしています。また、公式ウェブサイト(https://www.thanksnurse.jp/)では、継続して看護師さんへのメッセージを募集中です。多くの人々からのメッセージを受け取り続けています。
朗読動画の配信
寄せられたメッセージの中から23篇が朗読され、YouTubeチャンネル(https://bit.ly/3aWWulx)で公開されています。朗読は軽井沢朗読館の館長、青木裕子さんによって行われ、聞くことで感謝の気持ちをよりダイレクトに感じられるよう工夫されています。「読む」時間がない時や疲れている時に耳から入ってくる声は、リラックスにつながります。
メッセージ集の配布
「サンクスナース」プロジェクトでは、看護師さんへの感謝のメッセージを集めた冊子を制作し、各都道府県の看護協会や約250の病院に配布しました。これにより、どんな思いが寄せられているのかを院内外の看護師たちへ伝え、支え合う力を高めてもらいたいと考えています。寄せられたメッセージの一部には、「とにかく一生懸命看護する」「内に秘めた使命感」「あたたかい思いやり」など、看護師たちへの感謝の気持ちが込められています。
新しいシンボルマークの誕生
活動の一環として、東京工科大学の学生たちによって新しいシンボルマークが制作されました。「ありがとうで咲かす笑顔」というコンセプトのもと、看護師たちが笑顔を支える存在であることを表現しています。このシンボルマークは、学生たちの新たな思いを象徴するものとなりました。
ご寄付のお願い
「サンクスナース」プロジェクトは、個人や企業・団体のご寄付によって支えられています。この活動が続けられるよう、多くの方々からの協力を求めています。寄付の詳細は、公式サイトで案内されています。
お問い合わせ先
「サンクスナース」プロジェクト事務局へのご連絡は、Eメール(
[email protected])または電話(03-3546-6101)までお願いいたします。どなたでも気軽に参加できるこの活動に、ぜひ多くの方が関わっていただければと思います。私たちの「ありがとう」の声を看護師に届けていきましょう。