mederi for bizが男性更年期サポートプログラムを開始
mederi株式会社は、2025年11月4日より企業向け健康支援サービス「mederi for biz」に新たに男性更年期(LOH症候群)をサポートするプログラムを導入します。これにより、従業員の健康面をより包括的にサポートし、性別を問わないウェルビーイング経営を推進していきます。
男性更年期とは
男性の更年期は、加齢やストレスが影響し、男性ホルモンであるテストステロンが低下することによって引き起こされる一連の症状を指します。この症状は医学用語で「LOH症候群」または「加齢性腺機能低下症」とも称され、特に40代以降の中高年層に多く見られます。主な症状には、性欲ややる気の低下、全身の疲れ感、イライラ、うつっぽい気分、筋力の低下などがあり、さらに動悸や発汗、睡眠障害を伴うこともあります。
経済的影響
2024年の経済産業省の調査によると、男性更年期による経済損失は年間約1兆2,000億円に達するとされています。この問題は、欠勤や業務効率の悪化、さらには離職率の上昇に繋がる危険性があるため、企業にとっても無視できない問題となっています。比較的認知が遅れがちなこの症状ですが、近年では「歳のせい」とせずに医療機関を訪れる男性も増加傾向にあります。
mederi for bizの取り組み
これまでの「mederi for biz」は、女性従業員の月経やPMS、更年期など健康問題に向けた支援を行ってきましたが、今回新設される男性更年期サポートプログラムは、性別を問わず多様な健康ニーズに応えるための一環です。具体的には、以下のようなサービスを提供します。
1.
ウェルネスセミナー: 医師監修のもと、ホルモンバランスに関するセミナーが行われ、従業員はその知識を共有し、社内全体で健康リテラシーの向上を図ります。
2.
オンライン診療: スマートフォンを活用して、自宅で簡単に医師に相談できるオンライン診療のサービスを設置。ホルモンによる不調を抱える従業員にとって、アクセスしやすい支援を実現します。
3.
治療プランの提供: ピルや漢方による個別対応の治療プランを提供し、男性特有の更年期症状や一般的な健康問題に対応します。
専門家の見解
mederiドクター代表の郡詩織医師は、「男性も40代以降にホルモンの変化で心身の悩みを抱えることがある」ことを指摘しています。彼女は、オンラインで気軽に相談できるこの仕組みが、男性の健康問題に対する認識を高める第一歩になると期待しています。
mederi株式会社の坂梨亜里咲代表取締役は、「男性更年期サポートプログラム」を通じて男女の健康問題により意識を向け、企業のウェルビーイング経営を支援することを目指しています。
まとめ
mederi for bizが提供する男性更年期サポートプログラムは、今後の企業文化に重要な影響を与えることでしょう。性別を問わず全従業員の健康を支援するこの取り組みが、日本の職場環境における健康問題の解決につながることを期待しています。詳細については、
mederi for bizの公式サイトをチェックしてください。