浮世絵春画を知る講演会がOBPアカデミアで開催

OBPアカデミアの特別企画、浮世絵春画の魅力を学ぶ

近年、文化的な価値が見直されている浮世絵春画。OBPアカデミアにて、権威ある美術史家、早川聞多氏を招いた講演会が開催されます。本講演では、春画の背後にある歴史や社会的背景について深く掘り下げ、参加者が春画を新たな視点で楽しむための知識を提供します。

春画の歴史とその再評価の流れ

春画は、江戸時代から続く日本の伝統的な表現形式で、小さな婦人画とも言われ、当時の人々に笑顔をもたらした作品です。しかし、近代以降、外部の影響によってその存在がタブー視されるようになり、芸術としての評価は低下しました。その一方で、海外では著名な画家たちがその魅力に引き寄せられ、評価を高めていったのです。実際、国外での春画展は成功を収めており、近年の展示会では多くの人々が訪問しています。特に、2015年には東京で開催された日本初の春画展が21万人を超える来場者を記録しました。

講演者、早川聞多氏の偉業

早川聞多氏は、日本の美術史を中心に様々な著作を持つ権威です。氏の研究により、春画のもつ深い文化的意義や、他の作品と同様に評価すべき芸術表現であることが深く論じられています。彼の講演は参加者が春画に対する理解を深める絶好の機会になるでしょう。

開催概要と申し込み情報

講演会の日程は、3月3日（木）と3月10日（木）の二部構成で行われます。いずれも19:00から21:00まで、OBPアカデミアのセミナールームにて実施されます。参加費は全2回で2,000円（税別）、定員は先着30名までとなっていますので、早めのご登録をお勧めします。講演の合間には、参考書として「春画の見かた10のポイント」も販売されます。興味のある方は、公式サイトの申込みページからお申し込みください。