「Utopian Uniform」プロジェクトが描く未来のファッション
ファッションの世界に革新をもたらすべく、Synflux株式会社、株式会社ゴールドウイン、そしてSpiber株式会社の三者が共に取り組んできた「Utopian Uniform」プロジェクトがついに発表されました。このプロジェクトは、持続可能なものづくりを実現するための新たな取り組みとして注目を集めています。
新プロジェクトの背景と目的
「SYN-GRID(シン・グリッド)」という共同プロジェクトからスタートしたこの取り組みは、ファッション産業が抱える廃棄の問題に対処するために生まれました。具体的には、生産段階でのテキスタイル廃棄物を削減するため、Synfluxの「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」技術を活用し、AIを駆使して型紙の設計最適化を実現しました。
この新しいアプローチにより、ゴールドウインが誇る高い機能性や運動性を維持しつつも、環境への負荷を軽減することが可能になりました。これまでにも、計8型のアイテムが発表されており、持続可能なファッションの実現に向けて一歩一歩前進しています。
注目の製品「アノラックジャケット」
今回のプロジェクトの一環として発表されたのは、特別なアノラックジャケットです。2024年1月にNEUTRALWORKS.で登場予定のこのアイテムは、Spiberが開発した微生物発酵によるタンパク質繊維「Brewed Protein™ファイバー」を使用しており、過去に類を見ない革新的なデザインと素材の融合を実現しています。
アノラックジャケットの詳細は以下の通りです:
- - 価格:¥121,000(税込)
- - サイズ:XS、S、M、L、XL
- - カラー:ブラック
- - 素材:SPIBER Brewed Protein 3layer(Brewed Protein 60% / 毛 25% / ナイロン 15%)
SYN-GRIDプロジェクトの意義
「SYN-GRID」は、ファッション業界における革新を目指す重要なプロジェクトです。これは、従来の生産システムに変革をもたらし、効率的かつ持続可能な製造を可能にすることを目的としています。世界的な建築家バックミンスター・フラーが提唱した「DO MORE WITH LESS」の哲学が貫かれており、限られた資源を最大限に活用することが求められているのです。
Synfluxの先端技術とGoldwin Tech Labの製造技術が融合することで、機能的でありながら持続可能なデザインが生まれています。また、このプロジェクトは製品の合理性だけでなく、着用者のパフォーマンス向上にも寄与しています。
Synfluxの挑戦と展望
Synfluxは「FASHION FOR THE PLANET/惑星のためのファッション」をミッションに掲げ、アパレル企業との協業や研究機関との共同研究を通じて、持続可能な未来に向けたテクノロジーの開発に注力しています。これまでに、H&M財団グローバルチェンジアワードや毎日ファッション大賞など、国内外で数々の評価を受けてきました。
今後も、Synfluxは「Algorithmic Couture」を通じて衣服製造のあり方に変革をもたらすことで、ファッション業界のサステナビリティを推進していくことでしょう。
公式情報
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