北九州市特別支援学校におけるEVバス導入
株式会社EVモーターズ・ジャパンは、福岡県北九州市に位置する特別支援学校において、大型の路線EVバスを導入したことを発表しました。このバスは、国内初のリフト付きスクールバスとして6月2日から運行を開始する予定です。
1. EVバスの概要
新たに導入されるEVバスは、10.5メートルの大型サイズで、リフト付き特別支援学校向けの仕様になっています。バッテリー容量は210kWhで、乗車定員は最大16席(運転席・跳ね上げ座席を含む)です。特筆すべきは、最大10台の車椅子を同時に乗せることができる点で、特別支援学校に通う生徒に配慮した設計がされています。
航続距離は280kmとなっており、これは定速60km/h、負荷重500kg、エアコンオフの条件下での値です。ただし、実際の条件(天候や道路状況、運転方法など)により、この航続距離は変動することがあります。
2. 運行開始日と路線
このEVバスは、2025年6月2日から本格的に運行を開始する予定です。北九州市特別支援学校のスクールバスとして運奮することが決まっており、地域社会において大きな役割を果たすことが期待されています。
3. 九州電力との連携
今回のEVバス導入は、九州電力株式会社や芙蓉総合リース株式会社、芙蓉オートリース株式会社との協力によって実現しました。これらの企業は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、EVバスを定額制で貸し出す「九電でんきバスサービス」を提供しています。この取り組みは、環境負荷の軽減に寄与し、多様な交通ニーズに応えるものとなります。
4. 環境への貢献
EVモーターズ・ジャパンは、未来の持続可能な社会を目指し、今後も環境に配慮した製品や技術の開発を進めていく方針です。今回の大型路線EVバスの導入は、地域の再生可能エネルギーを活用したCO2フリー運行を通じて、ゼロエミッション社会の実現にも貢献するものとされています。また、電気バスは停電時の非常用電源としても利用でき、地域の防災拠点としての機能も期待されています。
5. 会社概要
株式会社EVモーターズ・ジャパンは、福岡県北九州市に本社を置き、2019年に設立された企業です。主な事業内容としては、電気自動車や充電ステーションの販売及びメンテナンス、自動運転バスの開発、リース・レンタル事業、再生可能エネルギー事業などが挙げられます。特に、電気自動車の普及に力を入れており、地域社会へも多くの恩恵をもたらすことが期待されています。
電話やウェブサイトからのお問い合わせも受け付けており、地域に根差した活動を展開しています。
公式ウェブサイト
まとめ
北九州市特別支援学校への大型EVバス導入は、地域社会や環境にとっても重要な一歩となります。今後の運行開始が待ち遠しいですね。