日鉄物産システム建築の新たな熱中症対策
日鉄物産システム建築株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇野智)は、建設業界の深刻な課題である熱中症への対策として、新たな取り組みを開始しました。その名も「ちるちるハッピータイム」。これは、2025年夏から現場で実施される、定期的な休憩時間のことを指します。現場の作業員にとって、この時間が安全で快適な作業環境を提供することを目的としています。
「ちるちるハッピータイム」の概要
「ちるちるハッピータイム」とは、現場作業の合間に設けられる10〜15分の休憩時間です。この時間に水分と塩分を意識的に補給し、身体を冷やす工夫を促進します。この取り組みは、単なる休憩ではなく、熱中症予防のために現場全体で意識的に体調管理を行います。
現場では、塩分入りのタブレットやスポーツドリンク、冷却グッズを常備。作業員同士がリラックスしながら体調を整えるため、快適な環境づくりを進めています。さらに、気温や湿度が高い日は「ちるちるハッピータイム」の回数や時間を調整し、より柔軟な運用が行われます。
企業の思い
日鉄物産システム建築は、作業効率の向上だけでなく「人の命と健康」を優先する企業姿勢を重視しています。今後も、現場で働く皆さんの安全な環境づくりに努め、健康促進に取り組むことを表明しています。
語源について
「ちるちるハッピータイム」という名称は、若い世代からの提案に由来しています。「チル」はリラックスすることを意味し、英語の「Chill」という言葉も含まれています。この言葉には「リラックスし、クールダウンして一息入れましょう」という想いが込められています。
対応策の詳細
日鉄物産システム建築は、熱中症対策に関して、以下の取り組みを実施しています:
1.
緊急時機能の整備 – 熱中症の疑いがある場合に迅速に対応できる体制を整え、ポスターで周知。
2.
健康管理と指導 – 定期的に作業員の健康状態をチェックし、熱中症発症時の応急処置訓練を実施。
3.
作業時間管理 – WBGT値に基づいて作業時間を管理し、45分作業後は15分の休憩。水分や塩分補給を徹底。
救急措置訓練
今年度新たに、東京本社と中部支店で実施された救急措置訓練では、専門講師を招き、熱中症発症時の応急処置について学びました。講義を通じて、社員全員が緊急時に適切に対応できる技能を身に着け、安全意識の向上に努めています。
- 安全品質グループからのコメント
日鉄物産システム建築の安全品質グループ長である砺波大和氏は、今後の熱中症対策の一環として「ちるちるハッピータイム」を導入した背景を説明しました。これまでの対策は一時的な効果に限られていましたが、休憩を重視することで、より効果的な予防ができると考えたそうです。
「ちるちるハッピータイム」が作業員にとって大切な息抜きの時間となり、活力を与えることを期待しており、導入後の手応えも好評です。来年度にはさらに進化した形で展開することを目指しています。
お問い合わせ
「ちるちるハッピータイム」についての詳細は、日鉄物産システム建築株式会社の営業管理センターまで。
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