文房堂とSquareが切り拓くアートの未来
2023年、神保町に本店を構える日本の老舗画材・文房堂が、Squareとの提携を発表しました。本提携により、文房堂本店はデジタル化が進み、新たな顧客体験の創出を目指します。文房堂は1887年に創業し、日本初の専門家向け油絵具を開発・販売するなど、日本のアートシーンにおいて長い歴史を有します。現在は画材・文具の販売に加え、アートスクールやカフェ、ギャラリーなどを融合させたクリエイティブハブとして進化を遂げています。
Squareの導入背景
文房堂がSquareを選んだ理由は、導入のスピードと決済処理の迅速さにあります。複数のフロアと業態を抱える店舗の運営において、キャッシュレス環境の構築が急務でした。Squareは、導入から運用開始までの手続きがスムーズであったため、文房堂にとって理想的なパートナーとなりました。
文房堂の正木英行様は、「Squareの手続きのスピードは際立っていました。キャッシュレス決済の需要に迅速に応じてくれ、導入から運用開始までの期間が非常に短いものでした」と、自社の経験を語りました。「端末の操作も直感的で、レジ周りのストレスが大幅に軽減されたのも嬉しいポイントです。」
新たな顧客体験の創出
今回の提携では、文房堂本店全館に8台のSquare ターミナルが設置され、決済処理の効率化と店内オペレーションの統一が実現しました。これにより、顧客はスムーズな決済体験を享受できるようになり、文房堂のスタッフも業務に集中できる環境が整いました。
この取り組みは、Square社にとっても日本国内での名だたるリテール導入事例となり、伝統のある日本企業でのデジタル化が進んでいることを示す重要なケースとなります。
Square日本代表のスティーブン・アダムズは、文房堂について「日本の伝統と創造性がデジタル時代においても活かされている良い例です。文房堂は、その長い歴史を大切にしながらも、新しいビジネスモデルへの移行に挑戦している姿勢に共感します」とコメントしています。「Squareは引き続き、文房堂がクリエイティブな活動や地域とのつながりに専念できるよう支援を続けてまいります。」
文房堂とは
創業138年を迎えた文房堂は、日本初の専門家向け油絵具を開発した画材・文具の老舗です。東京・神保町にあるフラッグシップストアは、地下1階から7階までの8層構造を持ち、画材・文具の販売に加え、ギャラリーやカフェ、アートスクールなど多彩な機能を提供しています。また、1922年に竣工したアールデコ様式の外観は高く評価され、千代田区から「景観まちづくり重要物件」にも指定されています。詳細は
公式サイトをご覧ください。
Squareについて
Squareは、商取引を簡単に始められるツールを提供し、飲食業から小売業、専門サービス業までも網羅しています。特化したソフトウェアやカスタマイズ可能なeコマースツール、資金調達サービス等が揃っており、これらが連携して機能することで、事業者の手間を大きく軽減します。詳しくは
公式サイトを参照ください。