新たなリゾート体験を提供する『NEST813』
2025年12月、北海道のニセコ東急グラン・ヒラフにオープンする新しいレストラン『NEST813』では、AI技術を駆使した最新型のセルフレジ「VISION CHECK-OUT」が導入されることになりました。東急不動産や東急リゾーツ&ステイ、さらにはファインダーズAIジャパンとの共同で行われるこの実証実験は、国際的なマウンテンリゾートならではの利便性を高めることを目的としています。
スマートリゾートへの挑戦
ニセコエリアは、世界中からスキーファンが集まる「JAPOW」パラダイスとして知られています。しかし、近年の人手不足や社会環境の変化により、効率的かつ快適なサービスの提供が求められています。グラン・ヒラフでは、こうした課題解決を目指して新技術を導入し、来場者が特別な体験をする場を提供します。
『NEST813』では、現金やカードによる決済がスムーズになるAIセルフレジを導入することで、長時間の待ち時間を解消し、完璧な食事体験を可能にします。選択肢の多様化とともに、食文化の発展が求められる中、AI技術の導入は次世代のリゾート体験を象徴する動きです。
「VISION CHECK-OUT」の特長
この次世代型セルフレジ「VISION CHECK-OUT」は、画像認識AIをベースにしたもので、利用者は商品を台に載せるだけで決済が完了します。従来のセルフレジのようにバーコードをスキャンする必要がなく、7台のステレオカメラが商品を自動的に認識。判別率は約99%、処理時間はわずか10秒というスピーディーさです。これにより、混雑している時でも快適に利用でき、従業員の負担軽減にも寄与することが期待されます。
実証実験を通じて、来店客からのフィードバックを受けてさらなるサービス改善を行い、国際的なマウンテンリゾートらしい新しい接客スタイルを実現します。
ビジョン2030とは?
この取り組みは、東急不動産が進める「Value up NISEKO 2030」プロジェクトとも連動しています。「NISEKO」ブランドの強化を目的にしたこのプロジェクトは、地域住民や行政との連携を重視し、持続可能な発展を目指しています。ニセコの魅力を発信し、国内外から多くのお客様を迎えるために、新しい技術とサービスを駆使して地域の活性化を図ります。
まとめ
『NEST813』の誕生とそのAIセルフレジ導入は、ただの食事を超えた新しいリゾート体験の提供を目指しています。未来を見据え、技術を駆使することで、さらに多くの人々が特別な瞬間を味わえる場を創出していくことでしょう。今後の進展に注目が集まります。