琵琶湖の葦が生んだブランド「YOSHITO-葦音-」がパリで華々しくデビュー

YOSHITO-葦音-が世界初披露

2025年5月29日と30日の2日間、パリで開催されたダンスパフォーマンス「Rencontre au Jardin (ランコントルオジャルダン) vol.5」で、琵琶湖の葦から誕生したライフスタイルブランド「YOSHITO-葦音-」が公式衣装として採用され、世界初披露されました。この公演は日本とフランスの文化を融合させることを目指し、両国の伝統や芸術の発展に寄与しています。

ディープな文化融合の舞台

「Rencontre au Jardin」は、日本とフランスが交流し合い、互いの伝統的な芸能を通じて新たな創造を生み出すプロジェクトとして、5回目の開催を迎えました。今年のテーマは“プリミティブ”。このテーマのもと、詩や歌、そして日本の古楽器である琴の生演奏が響く中、ダンサーたちは身体の美しさを表現しました。

「YOSHITO」のデザインは性別や年齢、国籍といったさまざまな壁を超えることを目指しており、そのシンプルで自由な着こなしが、パフォーマンスのテーマとぴったり合致しました。このブランドフィロソフィーにより、YOSHITOの衣服がパフォーマンスの公式衣装として選ばれたのは必然と言えます。

YOSHITOの理念と挑戦

「YOSHITO-葦音-」は「Re Built」という理念の下に、持続可能な社会を目指すライフスタイルブランドです。琵琶湖の葦を素材とした衣服は、日本最古の文献「古事記」にも名を刻んでいる水質浄化の植物であり、環境にも配慮しています。また、テンセルと混紡することで、誰もが手軽に使える日本製の衣服として、暮らしに新たな価値を提供します。

このプロジェクトにおいて、大規模生産と大量廃棄のサイクルに抗い、人々と自然、衣服との関係を再構築することが目指されています。YOSHITOは、その根源的な営みを表現し、アートを身に纏うことの新たな可能性を示唆しています。

関係者のコメント

ブランドプロデューサーの入榮秀謙さんは、「今回、パリという歴史ある場所で日本とフランスの文化が交わる素晴らしいパフォーマンスの中でYOSHITOを世界にお披露目できたことは大変光栄です。私たちの故郷である琵琶湖の葦がこのような形で芸術と結びつき、新しい価値を生み出す一歩を踏み出せたことを嬉しく思います」と語っています。

さらにクリエイティブディレクターの近藤昌さんは、「YOSHITOのコンセプトは、多様性を求める現代の価値そのもので、性別や年齢に縛られず、自分らしく生きられることの重要性を再認識させてくれます」と感銘を受けた様子でコメントをしています。

未来を見据えて

「YOSHITO-葦音-」はただのファッションブランドではありません。持続可能な社会を目指し、琵琶湖の豊かな自然を基に新しいライフスタイルを提案していくのです。今後も、このブランドが世界中の人々の生活を変えていく可能性を秘めていることに期待が高まります。日本の传统を大事にしながら、YOSHITOは未来のファッション業界に新たな道を切り開こうとしています。

公式Instagramも開設しており、具体的な衣服のデザインや理念を知ることができます。この新しい挑戦を通じて、YOSHITOの成長と進化を見守っていきたいと思います。