防災備蓄管理システム「BxLink」が社会貢献賞を受賞
防災備蓄管理システム「BxLink(ビーリンク)」が、2024年11月20日に行われた「第18回ASPICクラウドアワード2024」において『社会貢献賞』を受賞しました。この賞は、一般社団法人日本クラウド産業協会(ASPIC)が主催するもので、社会情報基盤としてのクラウドサービスの発展を目的とするものです。日本国内の優れたクラウドサービスが対象となり、さまざまな部門における賞が授与されます。
「BxLink」は、BELLグループのmilab株式会社が開発した防災備蓄管理システムです。現在、多くの組織ではスプレッドシートを用いて備蓄管理が行われていますが、標準化が不十分であったり、担当者が主業務を兼任しているために、品質や効率性に課題があります。また、情報共有の不足が地域防災力の向上を妨げているという問題もあります。「BxLink」は、これらの課題に対処するために設計されています。
主な機能としては、100以上の自治体や企業からのフィードバックを元に開発された為、地域固有のニーズに応えたシステムとなっております。防災という重大な社会課題の解決に向け、milabは地域自治体や企業との連携を強化し、「BxLink」のさらなる機能拡張を進めていく考えです。今回の受賞は、その努力が評価されたものであり、今後も社会の安全を守るために全力を尽くす所存です。
milab株式会社のビジョン
milab株式会社は「誰一人として取り残されない社会をつくる」という理念のもと、防災を起点とした新たな価値を創造し続けています。特に注目されているのは、備蓄食に関する20%問題に対する取り組みです。これは、避難所における備蓄食が実際には約20%しか役立たない現実に目を向け、問題の解決に向けて多数のステークホルダーと共創・協業を行うことを目指しています。これにより、すべての人が被災時でも快適に生活できる社会の実現を図ります。
さらに、従来の防災概念に挑戦し、「ローリングストック」と呼ばれる手法を導入することで、効率的な備蓄を実現。避難所における生活の質(QOL)の向上に努め、「いのち」と「尊厳」をも重視しつつ防災対策を推進する未来を描いています。milabの展望は、単に備蓄を管理するだけでなく、被災時における人々の幸せを守ることにまで及んでいます。
milab株式会社の概要
milabは、BELLグループの中で防災関連の新規事業を担当している企業です。社名の「milab」は、未来とラボ(実験室)を融合させた造語で、その名の通り社会課題の解決に向けた新しい価値創造を担う意識を込めています。東京都新宿区に本社を構え、2023年10月2日に設立されました。設立以来、資本金1000万円をもって組織を運営しており、代表取締役社長には狩野貴史氏が就任しています。
BELLグループについて
BELLグループのパーパスは「技術探険と共創で、社会に安心を届ける」というもので、グループ全体の活動は共創を基にしています。中小企業へのテクノロジー支援や、防災プラットフォーム事業を通じて、少子高齢化、災害対策といった社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。強いビジョンを持って新たな挑戦を続けているBELLグループは、地域社会をより良くしていくための活動に前向きに取り組んでいます。
詳しい情報や最新の活動については、milab株式会社の公式ウェブサイトをぜひご覧ください。