月刊「正論」10月号 大特集:総裁選と大統領選の行方は?
産経新聞社が発行する論壇誌、月刊「正論」の2024年10月号が、8月30日(金)に発売されました。この月号では、9月27日に開票が行われる自民党の総裁選と、11月に行われるアメリカ合衆国の大統領選に焦点を当てた大特集「総裁選は?大統領選は?」が組まれています。
この特集では、ジャーナリストの櫻井よしこと福井県立大学名誉教授の島田洋一氏が徹底討論を繰り広げ、次の日本のリーダー像とアメリカの選択について意見を交わします。
また、産経新聞政治部の阿比留瑠比氏が「次の総理が『リベラル』でいいのか」という視点から寄稿し、政治学者の岩田温氏は「岸田退陣…自民党『左翼』の系譜」というテーマで論じています。
アメリカの政局にも触れ、大統領補佐官候補の村上政俊氏は「トランプが求める強い日本」と題し、日本とアメリカの関係が新たにどう構築されるのかを考察しています。さらに、古森義久氏がカマラ・ハリスについて、「カメレオン」政治家かどうかを検証し、簑原俊洋氏が女性大統領誕生の可能性を探ります。
月刊「正論」は、舌鋒の鋭い連載記事も特徴の一つです。今回の号では、トランプの再選戦略や、日本におけるリベラル派の受け止め方など、現代政治を読み解くためのヒントが盛りだくさんです。
特集に続き、谷本真由美氏の寄稿「パリ五輪はLGBTと人種差別の祭典だった」や、竹田恒泰氏による「フランスの狂気…再び処刑されたマリー・アントワネット」の記事も掲載されています。その他、過激なLGBT思想についての八木秀次氏の寄稿や、「性的少数者」の問題を問う福井義高氏の記事も読者の関心を引くことでしょう。
また、李榮薫氏の「慰安婦問題という国家的虚偽を問う」や、西岡力氏の「なぜ慰安婦問題が猛威をふるったか」といった内容も、歴史の重みを感じさせるものがあります。さらに、「日本人は自由か」という西尾幹二氏の視点も、新たな思索を促します。
この他に、川口クルド人問題や、元統合幕僚長の河野克俊氏へのインタビュー、北朝鮮の金正恩に関する健康不安説など、多岐にわたるテーマが討議されています。また、「寛容な保守」を信じる元法相・山下貴司氏と平井文夫氏の対談や、南海トラフ巨大地震に対する考察も読みごたえがあります。
編集人は菅原慎太郎氏、発行人は堀洋氏が務めており、印刷は大日本印刷株式会社によって行われています。定価は950円で、書店などで購入可能ですが、定期購読は富士山マガジンサービスに問い合わせることで受けられます。
この特集を通じて、今後の日本とアメリカの政治がどのように展開されるのか、ぜひ注目してみてください。