名古屋オフィス市場動向
2025-10-08 15:24:46

名古屋市のオフィスマーケットレポート、空室率が小幅低下の兆しを示す

名古屋市オフィスマーケット最新情報



2025年9月・名古屋市のオフィス賃貸状況に関する最新レポートが三幸エステート株式会社から発表されました。この報告書によると、名古屋市のオフィス空室率は前月比でマイナス0.08ポイントの3.13%となり、小幅ながら低下しています。さらに、主要エリアの築浅ビルへの需要が高まり、空室の消化が進んでいることが確認されました。

マーケットデータの見通し



この調査には名古屋市内の全規模を対象としたデータが含まれており、名古屋駅や栄、伏見エリアといった主要なエリアの情報も盛り込まれています。特筆すべきは、優良な既存ビルの供給が減少しているため、ますます品薄感が強まっていることです。特に、名古屋駅エリアや大規模ビルでは空室率が1%台に迫る状況で、これらのエリアのテナントにとっては大きなチャンスともいえるでしょう。

供給予測と今後の動向



新たに着工される伏見エリアの大型ビル「(仮)名鉄丸の内一丁目ビル」は2027年6月の竣工を目指しており、これにより賃貸市場に新たな活気がもたらされることが期待されています。2026年にはいくつかの大規模ビルが供給予定ですが、翌2027年にはそれが低水準にとどまる見込みです。このため、移転を検討するテナントに対する需要も増えてくるかもしれません。

料金の動向



募集賃料は前月比プラス26円の12,719円/坪となり、こちらも小幅ながら上昇しています。12,000円/坪台後半での動きが続いていることから、賃貸オフィスの需要が根強いことが伺えます。これまでの数ヶ月で見られた価格の動向により、エリア別の需要は今後さらに拡大する可能性があります。

まとめ



三幸エステート株式会社の支店長である妹尾哲也氏は、名古屋市のマーケット動向について、今後もテナントの移転や新たな供給が重要な要素になるとの見解を示しています。空室率の小幅な低下や、新規ビルの供給計画は、名古屋市のオフィスマーケットにとって、注目すべきポイントと言えるでしょう。名古屋市は現在、オフィス戦略において最も活気のある市場の一つであり、企業にとっては有力な選択肢となるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
三幸エステート株式会社
住所
東京都中央区銀座4-6-1銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。