菊川市が進める南北自由通路整備プロジェクト
静岡県菊川市では、地域の利便性を向上させるため、菊川駅に南北自由通路を整備するプロジェクトが始まりました。11月11日からは、クラウドファンディングを利用し、さらなる寄附を募る活動がスタートしました。この取り組みは、菊川市と株式会社トラストバンクが協力し、ふるさと納税制度を通じて行われています。
プロジェクトの背景
菊川駅は1899年に開業し、その後、長い間市民に親しまれてきました。しかし、鉄道が市街地を南北に分断する形となっているため、駅南側と北側をつなぐ自由通路の必要性が高まっていました。これにより、駅利用者の混雑緩和やアクセス向上を目指します。
自由通路の整備により、交通処理が円滑になり、朝や夕方の混雑を解消することが期待されています。このプロジェクトは、まちを活性化し、住民同士の「縁」を生むことにも寄与します。
クラウドファンディングの詳細
このたびのクラウドファンディング『KIFUGAWA PROJECT 2024』は、2024年10月11日から2025年1月8日までの期間で実施されます。目標金額は100万円でスタートし、すでにネクストゴールの200万円に挑戦中。寄附をいただいた方には、リターンとして新しい駅舎南側に設置される芳名板に名前を刻む特典があります。
整備事業の進捗
この南北自由通路整備は、長期的なスケジュールに基づいて進められています。令和元年度から基本計画が始まり、令和4年度には工事着手、令和6年度には本体工事が進行中です。新しい駅舎は令和8年3月末の完成を予定しています。
菊川市の都市計画課は、プロジェクトの進捗を詳しく報告しており、仮駅舎の利用開始から基礎工事に至るまで、順調に進んでいるとのこと。南北の交通がスムーズになれば、地域の発展に大きく貢献するでしょう。
地域の未来を共に作る
菊川市長の長谷川寬彦氏は、このプロジェクトの重要性を強調し、「ここでは市民の声が反映され、愛される駅を作るために全力を尽くす」と述べています。市制20周年を迎える菊川市が目指すのは、住みやすい街づくりです。ぜひ地域の皆さんにも、このプロジェクトを応援してもらいたいとしています。
静岡県のほぼ中央に位置する菊川市は、自然豊かな環境に囲まれ、今後も進化を続ける街です。市内外の皆さんが菊川市を応援し、共に未来を築いていくことを目指して、この素晴らしいプロジェクトに参加しませんか?
最後に
この南北自由通路が完成した暁には、市民の日常生活が大いに改善されることが期待されています。皆様の応援が、さらなる発展を支える大きな力となります。新しい菊川駅を共に育てていきましょう。