仏像保存支援イベント
2025-10-28 11:12:00

地域住民が守る貴重な仏像群、その活動を支援するチャリティーイベント

地域住民が守る仏像文化の魅力



日本は、長い歴史を背負った国であり、数多くの伝統や文化が受け継がれてきました。その中でも、静岡市に位置する建穂寺観音堂は、貴重な仏像群が保存されている場所として注目されています。そんな伝統を次世代に引き継ぎながら、地域住民が守り続けている文化財の保存活動を支援するために、チャリティーイベント『招福展』が開催されます。

招福展実行委員会の取り組み



このイベントの主催者である招福展実行委員会(代表:佐野翔平)は、静岡県富士宮市にある粋響株式会社の運営のもと、伝統文化を未来に伝えることを目指しています。具体的には、毎年行われる招福展の売上の一部を仏像群の保存活動に寄付しています。今年も、2025年11月3日に開催される招福展の売上から、5万円が静岡市の建穂町内会へ寄付されることが決まりました。

建穂寺観音堂とは



建穂寺観音堂は、古代から続く寺院であり、飛鳥時代にさかのぼるとも言われています。かつては「駿河の高野山」と称され、多くの人々に信仰されていました。しかし、明治時代に廃寺となった後、地域の住民はその仏像を救い出し、大切に守り続けてきたのです。その成果として1975年に建てられた観音堂では、平安時代から江戸時代にかけての約60体の仏像が安置され、静岡県や静岡市の文化財にも指定されています。

建穂町内会の役割



建穂町内会は観音堂の管理を担い、仏像群の保存や維持に努めています。彼らは日常的に観音堂の保全・清掃を行い、地域住民が参加する特別公開イベントも定期的に実施しています。このような活動は、檀家のお布施に頼らず、地域の自発的な努力によって支えられています。そのため、寄付金が特に重要なのです。

寄付の背景と狙い



今回の寄付は、地域文化財を守り、後世に伝える活動の一環です。特に観音堂に安置された仏像は、地域の人々の善意によって奇跡的に守られてきました。傷んだ仏像の修理には、県や市からの補助金もありますが、無指定のものはすべて住民の寄付頼り。このような背景から、招福展実行委員会は寄付先として建穂町内会を選定しました。

招福展の内容と魅力



「招福展」は2021年以来毎年開催されているイベントで、地域住民や観光客に日本の伝統工芸品と職人の技を紹介しています。麦わら細工や和紙製品など、様々な伝統工芸が展示・販売され、職人による実演も行われます。これにより、参加者は直接職人の技を体感し、伝統文化の素晴らしさを実感することができます。

代表者の想い



招福展実行委員会の代表・佐野翔平氏は、「日本の伝統文化は先人の遺産であり、この文化を支え続けることが我々の責任」と語っています。観音堂の保存活動に寄付することが、地域の文化財を守り、さらに多くの人々が日本の素晴らしさに触れるきっかけになることを願っています。これからも、彼らの活動を通じて、地域、職人、お客様、すべての人が幸せになれるよう努めていく所存です。

今年も多くの方々の参加をお待ちしています。地域の伝統を守り、未来に繋げる一助となるこのイベントに、ぜひご参加ください。


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会社情報

会社名
粋響株式会社
住所
静岡県富士宮市大岩1765-45
電話番号
090-1745-5330

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