山梨とマグロの関係
2025-12-12 17:20:58

山梨県民のマグロ愛!海と陸の流通を学ぶ特別授業

山梨県民のマグロ愛を学ぶ!



2025年12月9日、一般社団法人海と日本プロジェクトinやまなしは、甲斐市立竜王小学校と笛吹市立石和西小学校の5年生を対象に、「海と陸の流通教室」を実施しました。これは、山梨県トラック協会との共同事業として、海にうまくつながる物流を学び、次世代へ豊かな海を引き継ぐことを目的としたイベントです。特に山梨県は、マグロの消費量が全国で2位に位置しており、その理由や地域の伝統料理における海の食材について、今回は「物流」の視点から考えました。

物流教室の内容



この教室は、午前と午後の部に分かれて開催され、トータルで96人の児童が参加しました。講師には、森原明廣さん(山梨県埋蔵文化財センター所長)と早川禮史さん(山梨県トラック協会青年部会長)が登場し、それぞれが海と山梨のつながりをお話ししました。

森原所長は、「魚と物流に関して過去の流通手段」を詳細に解説。例えば、「駿河湾で獲れたマグロは、吉原から馬で運ばれ、甲府に翌朝には到着していました。このルートは生魚の運搬にとても適していた」と述べました。そして、山梨の特産品である「あわびの煮貝」の流通過程についても、「醤油樽に漬けて運ぶうちに味が良くなっていく」など、地域食文化がどのように形成されたのかを児童たちに伝えました。

トラック見学と試乗体験



また、イベントでは実際にトラック3台を校庭に持ち込み、現役のドライバーとともに見学や試乗体験を行いました。早川さんは、トラックが現代の物流において不可欠な存在であり、馬や船に代わっていることを児童に教えました。特にウイング車の試乗体験では、大きな荷台が開き、どうパッキンなしでスムーズに積み降ろしができるかを実演しました。さらに、子供たちは冷凍車にも触れ、氷点下の環境を体感。「海産物の品質を搬送中も保つためには、この技術が重要なんですよ」との説明に、子どもたちは驚きの声を上げていました。

子供たちの感想



授業を受けた児童たちは、様々な感想を寄せました。「昔の人々がマグロを運ぶのがどれほど大変だったかを知り、驚いた」「山梨の人がなぜマグロを好きなのかが分かった」といった感想が語られました。また、「昔は馬が活躍していたけれど、今はトラックが物流を支えていることを学んだ」「トラックの種類に驚き、様々な物流の仕組みを知ることができた」と、学びへの興味がうかがえました。

プロジェクトの意義



このような活動を通じて、「海と日本プロジェクト」は日本の未来において海を守り、次の世代が海を理解し大切にすることを目的としています。海の環境問題についても意識を高め、海と山梨県の絆を深める今回のイベントは、地域の文化理解と子供たちの成長にもつながったといえるでしょう。これからの山梨県がマグロや海とどのように関わり続けていくのか、今後も目が離せません。


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