パーソルクロステクノロジーが新たに提供する開発支援サービス
パーソルグループに所属するパーソルクロステクノロジー株式会社は、EV(電気自動車)の進展に伴い、特に注目を集めている産業用充電器と蓄電池の開発を支援する新サービスをスタートさせました。これにより、開発プロジェクトの短期間かつ低コストでの実現が期待されています。
充電インフラの必要性
自動車の電動化は、カーボンニュートラルに向けた重要なステップとして、各国で注力されています。日本政府が掲げるグリーン成長戦略には、2030年までに15万基の充電器設置を目指すという目標が示されています。また、国土交通省もサービスエリアやガソリンスタンドのみならず、公道での充電インフラ整備を進めるためのガイドラインを発表しています。
このように、産業用充電器と蓄電池の需要は急増しており、業界内での競争も激化しています。新たな技術や製品の開発スピードが求められる中、企業は効率的にプロジェクトを推進する必要があります。
熱流体解析の重要性
産業用充電器や蓄電池の開発には、冷却機能の設計や本体構造の設計が不可欠です。特に高出力機器においては熱マネジメントが重要な課題です。パーソルクロステクノロジーは、これまで蓄積した電子部品基板の冷却設計に関するノウハウを基に、製品全体の冷却設計をサポートする「熱流体解析サービス」を新たに提供開始。
このサービスは、過去の事例が少ない新たな分野においても、ブラッシュアップしたノウハウをもとにプロジェクトのロードマップ作成から、解析・実験支援までを一貫して行うことができます。
エンジニアによる包括的支援
パーソルクロステクノロジーには、熱流体解析に精通した専門のエンジニアが多数在籍しています。彼らは、クライアントのニーズをヒアリングし、プロジェクトのスケジュールや課題を把握した上で、解析手法を構築します。これにより、クライアント企業にとって柔軟かつ効率的なサポートが提供されるのです。
また、自社にエンジニアがいる場合でも、熱流体解析技術を扱える人材がいないことが多い状況に対処するため、パーソルクロステクノロジーは実験設備も完備しているため、解析段階から実験まで一貫したサービスを提供可能です。
実例による解決提案
たとえば、急速充電器の発熱問題に関する解析例もあります。CAE解析において、キャビネット内部での排熱不良を特定。解析結果を基に、シミュレーションで複数の解決策を検討し、お客様の環境に適した最適解を提供することで、本プロジェクトが進化します。このように、解析技術は試作から評価、対策を経た再試作までのプロセスを大幅に短縮し、コスト削減に貢献します。
結論
最後に、パーソルクロステクノロジーは、この新たなサービスを通じて、企業の開発スピードの向上だけでなく、より良い製品づくりを支援します。自動車関連の分野で得た豊富な経験と専門知識を活かし、クライアント企業の生産性向上にも寄与していくことでしょう。関心のある方は、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。