新たな移動の形、和光市で始まる
2024年11月、埼玉県の和光市において、モビリティプラットフォーム株式会社と株式会社住研コンサルが業務提携を結び、カーシェアリングサービスとシェアサイクリングサービスを導入しました。これにより、住研コンサルが管理する集合住宅「ハティ」にて、地域住民の移動の利便性が大きく向上することが期待されています。
どのようなサービス?
今回の提携によって提供されるサービスは、「MaaS Car」と「MaaS Cycle」です。「MaaS Car」は、モビリティプラットフォームが展開するカーシェアリングサービスで、これまで埼玉県エリアを中心に展開してきました。また、シェアサイクリングにはOpenStreet株式会社が提供する「HELLO CYCLING」が利用され、地域内での自転車のシェアが可能になります。
サービスが開始されたのは2024年11月5日。ハティには、「HELLO CYCLING」のシェアサイクルステーションが設置され、スムーズにサービスを利用できる環境が整いました。さらに、次の日からはカーシェアリングサービスも提供が開始されました。このように、地域の利便性向上につながるサービスが一気に展開される形となります。
地域密着型の提携
住研コンサルは1992年から、埼玉県を拠点に地域に根ざしたマンション建設や不動産賃貸管理などを行ってきました。「オーナーファースト」を胸に掲げ、地域に密着した事業展開を進めています。一方、モビリティプラットフォームも地域貢献を重視し、今後はさらにシェアサービスの拡充を図っていく方針です。
この提携の目的は、集合住宅や地域住民の移動利便性を高め、環境への負荷を低減することです。また、これにより集合住宅の物件付加価値の向上も目指しています。今後、住研コンサルが管理する物件には、さらに多くのシェアサービスステーションが設置される予定で、地域密着型の取り組みが進展していきます。
今後の展開
モビリティプラットフォームと住研コンサルは、2024年度内に住研コンサルが管理する10カ所において、カーシェア及びシェアサイクルサービスを展開することを目指しています。2025年度以降も、更なる拡大が期待されており、地域の皆様や入居者の移動の利便性が向上するだけでなく、快適な暮らしを実現するための基盤が整っていくでしょう。
両社は今後も連携を強化し、地域の活性化を目指すとともに、より安全で快適な移動手段の提供を進めていきます。全ての住民が楽しめる移動サービスを、これから実現していく動きに注目です。