地域課題解決の新たな取り組み「NEXT AOMORI」
青森県における地域課題を解決するためのビジネス創出プログラム「NEXT AOMORI」が発表され、参加者の募集が開始された。このプログラムは、株式会社MAKOTO WILLが青森県からの委託を受け、地域活性化を目指すものである。特に、過疎地域における移動問題や、伝統工芸産業の後継者不足、そして空き家の増加といった深刻な地域課題に焦点を当て、参加者はビジネスアイデアの構築を目指す。
NEXT AOMORIの概要
「NEXT AOMORI」は、地域課題の解決に興味を持つ先駆者たちが参加するプログラムで、参加者は様々な視点から問題解決の方法を学ぶことができる。2024年9月から2025年2月にかけて、全5回のワークショップを開催し、中間発表会や最終プレゼンテーションも行う。参加者は各回のワークショップを通じて、課題の明確化や解決策の洗練化を行い、それをビジネスプランとして発表できる準備をする。特に、初回のワークショップは青森県内で行われ、それ以降はオンラインでの実施となる。
参加対象とテーマ
このプログラムの参加者は、青森県内外で地域課題の解決に興味のある個人や企業、フリーランスを幅広く募集している。チームでの参加も可能で、限られた人数での少人数制を採っているため、選考が行われる。現在募集しているビジネステーマは、福祉人材の不足、りんご産業の持続的発展、過疎地域における移動問題、廃校活用、伝統工芸の後継者不足、出生率の低さ、空き家の増加など、多岐にわたる。このような地域課題に取り組むビジネスアイデアを持っている方はぜひ応募してほしい。
プログラム内容と日程
プログラムは段階的に構成されており、各回ごとに異なるテーマが設けられている。例えば、第一回のワークショップでは地域課題解決に向けた思いを確認し、第二回では具体的なアイデアの絞り込みを行う。また、各回の後には個別メンタリングの時間が設けられており、参加者が抱える課題をより深く議論することが可能だ。
以下は主要な日程の概要である:
- - DAY1(2024.9.29):地域課題解決への思いを確認
- - DAY2(2024.10.13):やりたいことの絞り方
- - DAY3(2024.10.27):課題の解像度を上げる
- - DAY4(2024.11.23):ロジックモデルの作成
- - DAY5(2024.12.14):プレゼンテーション準備
中間発表会は2024年11月9日に青森市内で行われ、最終プレゼンテーションでは考案されたプランの発表が行われる。地域課題解決の先駆者からのフィードバックを得る貴重な機会となるこのプログラムは、参加者にとって学びの場であるだけでなく、ネットワーク構築の機会でもある。
参加方法と関連情報
参加は完全無料で、興味のある方は2024年8月17日にオンラインで開催されるプログラム説明会に参加することが推奨されている。詳細や応募については公式ウェブサイトを訪れることで確認ができる。
青森県の地域課題を解決するためのこのプログラムは、参加者にとって新たなビジネスチャンスをもたらすだけでなく、地域の未来を切り開く力を与えるものである。興味を持った方はぜひ、次世代のビジネス創出に挑戦してみてはいかがだろうか。