「夜明け前 純米大吟醸」が受賞の栄光をつかむ
長野県辰野町に位置する小野酒造店の「夜明け前 純米大吟醸」が、国際的なワイン品評会であるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2020において、純米大吟醸の部でゴールドメダルを受賞し、さらには名誉あるリージョナルトロフィーも獲得しました。これは、同酒が2年連続で輝かしい成績を収めたことを意味しています。
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)とは
IWCは毎年ロンドンで開催される、世界最大規模のワイン品評会です。2007年に設立されたSAKE部門は、日本酒の国際的な評価を得る重要な機会として位置付けられています。審査はブラインドテイスティングの形式で行われ、出品酒に対して「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」といった評価が与えられ、その中で最も優れたものにはトロフィーが授与されます。そして、リージョナルトロフィーは特定の地域から出品された優秀なお酒を表彰する目的で設けられています。
受賞した「夜明け前 純米大吟醸」の魅力
「夜明け前 純米大吟醸」は、審査における評価も非常に高く、「明るく、アロマティックなトロピカルノーズ。ライチ、桃、パイナップルが滑らかな口当たりで広がり、酸味が良いアクセントとなり、フレッシュで繊細な後味が残ります。」という詳細なテイスティングノートが添えられています。これにより、同酒がいかに素晴らしい品質を誇るかが伝わります。さらに、「夜明け前 金紋錦純米吟醸」も純米吟醸酒の部でシルバーメダルを受賞し、「夜明け前 大吟醸」も大吟醸酒の部でブロンズメダルを獲得しています。
特別な受賞記念セットの登場
この栄えある受賞を記念し、2020年12月21日から、「IWC2020 リージョナルトロフィー受賞記念セット」が限定30セットで販売されます。このセットには、2020年と2019年にそれぞれゴールドメダルを獲得した純米大吟醸が2本含まれ、さらに新酒の酒粕1kgも付いてきます。この貴重なセットは、特に飲み比べを楽しむための貴重な機会となるでしょう。
「夜明け前」の誕生とその背景
「夜明け前」は、島崎藤村の生誕100周年を祝う形で1972年に誕生しました。小野酒造店の所在地である長野県辰野町は、藤村の父と深い交流があり、彼の小説の主人公のモデルである人物とも直接関わりがあった場所です。この歴史的背景が「夜明け前」のブランド名に寄与し、酒造の理念と共に本物を追求してきたのです。
購入方法とリンク
以上の情報は、品質の高い日本酒を楽しみにしている方々にとって、素晴らしいニュースとなることでしょう。限られたセットでの販売となりますので、興味のある方は早めのチェックをお勧めします。