常滑市インスタレーション
2022-08-19 10:10:12

常滑市の歴史と先端技術が融合する新しいインスタレーション体験

愛知県常滑市の新たなアートインスタレーション



愛知県常滑市では、2022年7月30日から10月10日までの期間中、先端建築技術と地域の歴史を融合させた屋外インスタレーション「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constructions」が開催されています。このプロジェクトは、スイスと日本の協同によって生まれたもので、リアルタイムに変化する空間演出が特徴的です。

インスタレーションの概要



「Kizuki-au」は、二つの構造物と常滑市の特有の風土を一体化させることを目的としたアート作品です。会場の敷地境界には、ミスト、照明、夏草を利用した緩やかな「垣根」が形成され、風力センサーによって常滑の丘に吹く風をリアルタイムで感知し、その情報を基に空間の表情が変わります。

このインスタレーションは、ただ涼しさを提供するだけでなく、日本の伝統文化に根ざした「涼を楽しむ」体験を促します。控えめなミストは、気化が速く、近づいても濡れにくい特性を持つPanasonicの「シルキーファインミスト」を使用しており、柔らかな演出が施されています。

テクノロジーとアートの融合



敷地内には、PanasonicのスピーカーやLED照明が配され、風力センサーから得たデータを元にDMX制御されています。これによって、照明の色相が変化し、風の動きを可視化します。また、常滑焼を作る際の音や、スイスの自然音を取り入れたサウンドデザインも施され、土管に仕込まれたスピーカーから独特の音響が響き渡ります。

今回のインスタレーションは、過去のイベントでの経験を基に構築されています。特に、ミラノでの展示やドバイ万博での成功を収めたチームが参画しており、蓄積された技術とノウハウが活かされています。

地元の文化を活かした演出



このインスタレーションの特徴は、自然の変化や時間の経過に応じて表情を変える点です。ディレクターの落合正夫氏は、光、ミスト、夏草が生み出す境界が建築空間と常滑市とのつながりを示す重要な要素だと語っています。秋が訪れ、夏草が変わることで、まったく異なる景色が楽しめるのがこのプロジェクトの魅力です。

また、常滑市は土管の町として知られ、江戸時代から続く歴史があります。この土地の文脈を踏まえた音響演出は、地域独自の文化や歴史をアートとして昇華させ、訪れる人々に感動を与えます。

まとめ



「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constructions」は単なるアートインスタレーションを超え、観衆と地域社会、歴史との新たなつながりを形成する機会を提供します。愛知県常滑市で進行中のこのプロジェクトは、先端技術と地域文化の融合が生み出す新しい経験として、多くの人々に感動を与えていることでしょう。今後もこのようなプロジェクトが増えていくことを願っています。

会社情報

会社名
株式会社モンタージュ
住所
東京都世田谷区上北沢4-10-18
電話番号
03-3303-9871

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