磐田市、FAST財務会計の導入を発表
静岡県磐田市では、ジャパンシステム株式会社が提供する「FAST財務会計」を導入し、テックタッチ株式会社のデジタルガイド「テックタッチ」を併用することで、効率的な業務の進行を目指しています。2025年4月より運用を開始する予定で、自治体内のバックオフィス業務におけるDAP(デジタルアダプションプラットフォーム)システムの導入は、全国で初のケースです。
導入の背景と選定理由
磐田市は、既存の財務会計システムの保守サポートが終了することを受けて、プロポーザル方式で新たなシステムを選定しました。そこで選ばれたのが、ジャパンシステムの「FAST財務会計」とテックタッチの「テックタッチ」。この選定理由としては、豊富な標準機能によってコスト削減が可能であることや、既存の内部事務システムとのスムーズな連携を重視されました。
特に「FAST財務会計」は、行政経営のPDCAサイクルを強化し、ペーパーレス化や電子決裁など、デジタル化を推進する機能が充実しています。過去40年以上の実績があり、270以上の公共団体で導入されている信頼性も高いです。
テックタッチのデジタルガイド導入
テックタッチのデジタルガイドは、職員がシステムを楽に使いこなせるようサポートします。この導入にあたって評価されたポイントは以下の通りです:
1.
効率的な操作支援:職員はデジタルガイドを利用して、操作に困ることなく「FAST財務会計」を利用できます。
2.
業務の効率化:正確な入力が可能になることで、会計課への問い合わせや差戻しが減少し、全体の業務効率が上がります。
3.
ノーコードカスタマイズ:職員自身がプログラミング知識を必要とせず、システムのカスタマイズが可能です。これにより、磐田市独自の運用ルールを迅速に反映できます。
市のコメント
磐田市の会計課の伊藤志帆さんは、新しいシステム移行による職員の負担軽減を期待しています。特に繁忙期には、研修や問い合わせの手間を減らし、業務の効率化が進むことが見込まれています。テックタッチを活用することで、職員自身が問題解決に取り組む力を育成し、よりスムーズなシステム移行が実現できるとのことです。
磐田市の地域特性
磐田市は静岡県西部に位置し、工業と農業の共存が進んでいます。また、Jリーグのジュビロ磐田のホームタウンとしても知られるため、スポーツを利用した地域の活性化が尽力されています。これらの要素が、同市の地域発展の基盤になっています。
企業情報
- - ジャパンシステム株式会社: 行業務アプリケーション開発を中心とした企業で、法人向けに幅広いソリューションを提供しています。
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URL:
ジャパンシステム
- - テックタッチ株式会社: デジタルアダプションプラットフォームを開発・提供し、600万人以上のユーザーに広がっています。
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URL:
テックタッチ
このように、磐田市の新たな取り組みは、効率的な行政運営と地域活性化を促進する重要なステップとなることが期待されています。