台湾高級魚「台湾龍虎ハタ」を日本初輸入、提供開始
西鉄グループでは、台湾の高級魚「台湾龍虎ハタ」を日本初めて輸入し、その魅力を多くの方に伝えようとしています。この特別な魚は、観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」をはじめ、スーパーマーケットやホテルのレストランなどで、期間限定メニューとして提供されます。
台湾龍虎ハタとは?
台湾龍虎ハタは、肉厚で上品な味わいを持つ魚で、多様な料理に合わせやすい特長があります。この魚の輸入は、昨年10月、日本の厚生労働省によって安全性が認められ、国内での取り扱いが解禁されたばかりです。台湾南部に位置する屏東県では、約30年前からこの魚の養殖が始まり、現在では268ヘクタールという広大な養殖場で、台湾全体の55%にあたる年間7,206トンを生産しています。
輸入のスケジュールと物流体制
今回の輸入プロジェクトには、西鉄グループの国際物流部門が関与しています。この部門が輸送を担当し、下記のスケジュールで進行します。
- - 2025年2月5日(水) 台湾高雄港より出荷
- - 2025年2月17日(月) 博多港到着(検疫後に指定倉庫へ配達)
輸入される重量は約2.8トン。そのため、リーファーコンテナを用いて-25℃という低温管理を行い、品質を保持しながら搬送されます。受け入れは、NNR GLOBAL LOGISTICS TAIWAN INC.が担当します。
提供内容の詳細
この台湾の高級魚、「台湾龍虎ハタ」は次のように提供されます。
1. 観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
春メニューにての提供が予定されており、料理監修はレストランソラの吉武広樹シェフが行います。コース料理として「台湾龍虎ハタと春野菜のパイ 柑橘のソース」が登場し、ソテーされたハタと香ばしいパイの組み合わせが楽しめます。日程は2025年3月6日(木)から6月1日(日)です。
2. スーパーマーケットでの販売
にしてつストア、レガネット、スピナの店舗でも販売され、「台湾龍虎ハタの野菜あんかけ弁当」や「台湾龍虎ハタ切り身」が提供されます。これらは2025年3月8日(土)から3月23日(日)までの期間限定です。
3. ホテルでの新メニュー
さらに、四つの西鉄ホテルでのビュッフェや直営レストランでも「台湾龍虎ハタ」が提供されます。これらのメニューは、上質で柔らかい身を活かした調理法が採用され、特にお客様におすすめです。
台湾の文化と食材の絆
台湾では、ハタを使用した料理は特別な意味を持ち、結婚式など重要な場で振る舞われます。このように、台湾龍虎ハタは単なる食材以上の存在であり、西鉄グループはこの魚を通じて、日本と台湾の友好関係を深め、新しい味覚の体験を提供したいと考えています。
この取り組みを通じて、台湾の文化や食材の魅力を再認識し、多くの人に新たな味覚との出会いを提供できればと願っています。