須磨海岸におけるブルーカーボンの取り組み
最近、須磨海岸でのブルーカーボンプロジェクトが「Jブルークレジット」に認証され、企業などへの公募が始まりました。この取り組みは、海の生態系における二酸化炭素の吸収を促進し、カーボンニュートラルの実現に寄与するものです。
ブルーカーボンとは?
ブルーカーボンとは、海洋の海藻や海草が大気中の二酸化炭素を吸収し、そのカーボンを固定する仕組みを指します。近年、この自然のプロセスが新たな二酸化炭素の吸収源として注目を集めています。須磨海岸では、このブルーカーボンを活用したプロジェクトが進行しており、地域の海洋生態系を守るだけでなく、地球温暖化対策にも貢献しています。
公募情報
公募の具体的な情報は以下の通りです。
- - 公募期間: 2025年3月24日(月)から5月14日(水)17:00まで
- - 購入申込意向表明期限: 2025年5月7日(水)17:00まで(意向表明が必要)
この公募は、一般社団法人須磨里海の会、すまうら水産有限責任事業組合、兵庫県、神戸市の4者共同で実施されます。興味のある企業や法人は、ぜひこの機会に応募を検討してみてください。
プロジェクトの特徴
須磨海岸は、観光と漁業の両面から多くの利用がされています。そこで行われている海岸の遠浅化や漁礁の整備といった活動は、地域の生態系を支える重要な役割を担っています。また、ワカメの養殖やアマモの植栽などの環境保全活動も並行して行われ、多様な藻場が形成されています。
このプロジェクトは、地域の人々が海の豊かさを実感できるよう、啓発活動や参加型の環境保全活動も推進しています。地域住民や訪問者が、須磨海岸の美しい自然を守り、未来の世代に向けての意識を高めることが重要です。
申込手続き
詳しい申込手続きについては、以下のリンクをご参照ください。
公式ウェブサイト
須磨海岸のブルーカーボンプロジェクトは、今後も地域の持続可能な発展を目指し、さらなる成長を続けることでしょう。この機会に、カーボンニュートラル社会の実現へ向けて、一緒に取り組んでいきましょう。