篠山鳳鳴高校の探究活動が進化する「探究Day」
兵庫県立篠山鳳鳴高校(校長:樋口一哉)は、2019年から学校全体で探究活動を実施してきました。これは、今後訪れる人口減少の時代に対応するため、社会に貢献できる人材を育成することが目的です。最近、日本全体がその影響を受けている2040年問題に対処すべく、若者一人一人の役割が重要視されています。この背景を受け、同校では「探究活動」を通じて生きた学びを追求しています。
今年度、篠山鳳鳴高校では新たにSTEAM探究科の設置を開始しました。この科は科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の各領域を融合したもので、生徒たちが社会の課題を多様な視点から探求する力を養っています。また、文部科学省のDXハイスクール事業に指定され、最新の技術を取り入れたカリキュラムを展開しています。
これらの活動の集大成として、2025年3月6日(木)に全校生徒の探究発表会「探究Day」が開催されます。このイベントでは、生徒たちが自らの探究活動の成果を発表し、他校との交流を図ることができます。特に注目されるのは、米国シアトル研修の成果や新設されたSTEAM探究科の学びの紹介、2019年から探究活動に参加している在校生(現在大学4年生)の研究発表です。今後の社会を担う生徒たちの成長を感じることができる貴重な機会となります。
探究Dayの開催概要
- - 日付: 2025年3月6日(木)
- - 時間: 9:35~12:40
- - 形式: 参加型発表会(YouTube Live配信あり)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 100名(外部参加者)
- - 場所: 兵庫県立篠山鳳鳴高校 体育館(丹波篠山市大熊369)
当日は、様々な分野に取り組む生徒たちの発表が予定されており、ポスターセッションや質疑応答の時間も用意されています。参加は事前申し込みが必要ですが、オンライン視聴も可能です。参加申込は以下のページより行えます。
参加申込ページ
篠山鳳鳴高校の教育理念
篠山鳳鳴高校は、教育課程の中で探究活動を重視し、「自分事」として学ぶ授業を展開しています。2025年度からは単位制を導入し、生徒が自らの興味に基づいた教育を受けられる体制を整える予定です。これにより、国語、数学、社会、理科、外国語などの従来の科目に探究を取り入れ、自らの考えを深めることができる環境を提供します。また、最新の技術を用いて生成AIやデータサイエンスについても学ぶことで、実践的なスキルを身につけることが期待されています。
篠山鳳鳴高校の探究活動は、地域社会においても重要な役割を果たしており、今後の進化に大いに期待が寄せられています。生徒たちの成長と探求の成果を、ぜひ「探究Day」でご覧ください。