持続可能な印刷会社
2020-09-14 10:05:21
小さな印刷会社が描く持続可能な未来の形とは
小さな印刷会社が描く持続可能な未来の形
東京の江戸川区に位置する有限会社エイチ・ティープログレスは、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献する取り組みに力を入れています。2020年、新たに「環境に配慮した印刷で自然と共存していく」という理念を掲げることで、企業としての方向性を再確認しました。コロナ禍の影響を受けつつも、取引先との連携を強化し、新しい印刷物の開発に取り組んでいます。特に、ストーンシート技術を使った商品開発を試み、これがSDGsへの取り組みとして具現化されることを期待しています。
SDGsの存在に気づく
この小さな印刷会社がSDGsに目を向ける契機となったのは、その目標が持つ多様性と挑戦の可能性でした。特に、17の異なる目標からなるSDGsは、企業活動において多様なアプローチを許容し、かつその重要性を再認識させるものでした。エイチ・ティープログレスは、この理念を取り入れた製品開発を行い、本業の範囲内で社会に貢献できる道を模索しています。
新たな商品、抗菌マスクケース
彼らの新しいアイデアの一つが「抗菌!たためMASKケース」です。これまで街を歩いていると、多くの人々がマスクを使用していますが、その一方でマスクケースを持ち歩いている人はまだ少数派です。食事の際、マスクをテーブルに置いてしまう光景や、ポケットに直接入れてしまう行為は不衛生であり、解決策が求められていました。
この抗菌マスクケースは、Yシャツや上着のポケットに収まるサイズでありながら、マスクを折りたたんで収納できる機能を持っています。これにより、マスクを清潔に保つことができ、さらにSDGsの理念にも寄与できると考えられています。
デザインの多様性と利用方法
「抗菌!たためMASKケース」の魅力の一つは、カスタマイズ性です。企業が顧客の希望に沿ったデザインで製品化できるため、ノベルティとしての活用や、地域団体への寄付など、様々な用途が考えられます。この点からも、単なる商品を超えた新たな広報ツールとしての可能性を感じさせます。
エイチ・ティープログレスの取り組み
エイチ・ティープログレスは1981年の設立以来、印刷サービス業として数々の技術革新を図ってきました。特に、石灰石を素材とするストーンシートの利用は、環境に優しく、耐久性も高いと評価されています。これを生かし、顧客のニーズに応える印刷物を提供しています。さらに、2018年にはファブレス化への転換を果たし、時代にマッチした柔軟なサービスを展開しています。
まとめ
小さな印刷会社であるエイチ・ティープログレスが、未来に向けてどのような取り組みを行い、次世代へと繋げていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。持続可能な社会実現に向けた新たな道筋を、彼らの挑戦から学んでいきたいと思います。
会社情報
- 会社名
-
有限会社エイチ・ティープログレス
- 住所
- 東京都江戸川区清新町2-9-6
- 電話番号
-
03-3675-8636