カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの銘醸地として知られる「ブラック・スタリオン・エステート・ワイナリー」。2017年のIWSC(インターナショナル・ワイン&スピリット・コンペティション)で「USA ワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、2023年には『ワイン・エンスージアスト』のワイン・スター・アワードで「アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、その品質の高さは世界的に認められています。
2005年にマグリッチ兄弟によって創業されたこのワイナリーは、かつてナパ・ヴァレーで唯一の屋内乗馬競技場だった歴史的な場所に建てられました。力強く魅力的な馬を象徴する言葉である“ブラック・スタリオン”がワイナリーの名称として使われています。
「ブラック・スタリオン・エステート・ワイナリー」は、ナパ・ヴァレーの優れたテロワールを表現するため、自社畑である「ガスパーレ・ヴィンヤード」に加え、ナパ・ヴァレー内の複数の畑から高品質なブドウを厳選し、徹底した管理のもとでワインを造っています。2010年からは、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーをはじめとする幅広いワインブランドを手がけるデリカ―ト・ファミリー・ワインズが所有し、ワイン業界で長年にわたって培ってきた豊富な経験とノウハウを生かし、さらなる品質向上に取り組んでいます。
今回、エノテカ株式会社が日本における正規代理店となり、7月10日から7アイテムの販売を開始しました。これらのワインは、濃厚な果実味と力強い骨格を兼ね備えた、クラシックなナパ・ヴァレースタイルが特徴です。
ラインナップは、ナパ・ヴァレーのワインを初めて飲むという方にもおすすめの「ヘリテージ」、テロワールの個性を表現した「リミテッド・リリース」、そして各ヴィンテージの最上のブドウのみを使用する「プレステージ・コレクション」の3つのシリーズで構成されています。7品目とも少量生産で、特に「リミテッド・リリース」と「プレステージ・コレクション」はアメリカ国内でも限られた愛好家のみに販売されています。
中でも注目すべきは、トップ・キュヴェの『サム・ジャスパー』です。2019ヴィンテージの生産本数が約1,500本のみという希少性と品質の高さから、ワイン愛好家たちの間で話題を集めています。このワインは、ワイン専門誌「ワイン・アドヴォケイト」で100点満点を過去20回以上獲得したアメリカのスター・ワインメーカー、トーマス・リヴァース・ブラウン氏をコンサルタントに迎えて造られています。
「ブラック・スタリオン・エステート・ワイナリー」は、アメリカ国内外で高い評価を獲得しており、その品質の高さと希少性は、ワイン愛好家にとって魅力的なものです。今回、エノテカ株式会社が日本で販売を開始したことで、日本のワイン愛好家も、この素晴らしいワインを味わうことができるようになりました。