次世代宅配システム「Pabbit」を新築賃貸住宅に標準搭載へ

次世代型宅配システム「Pabbit」導入の背景

住宅事情が日々変化する中、快適な住環境が求められています。株式会社アーキテクト・ディベロッパー（ADI）は、2024年11月に竣工予定の新築賃貸住宅に、再配達不要を実現する次世代型宅配システム「Pabbit」を標準搭載することを発表しました。

「Pabbit」とは？

「Pabbit」は、株式会社PacPortが開発した次世代型宅配システムで、集合住宅の住人が非対面で荷物を受け取ることを可能にします。これにより、荷物の受け取りがスムーズになり、再配達の頻度を減少させて、配達業務の効率化が期待されます。特に、2024年問題とも称される労働時間の上限規制や人手不足が深刻化する物流業界において、こうした技術導入は非常に重要です。

アイホン製の集合玄関機「PATMOα」

このシステムは、アイホン株式会社の新製品である集合玄関機「PATMOα」と連携しています。2024年9月にリリースされるこの機器は、住人が外出中でも荷物を安全に受け取るための一助となります。特に、非対面での受け取りが可能であるため、コロナ禍の影響を受けた現代のライフスタイルにぴったりのサービスと言えるでしょう。

環境への配慮と入居者の利便性

「Pabbit」の導入は、物流業界が抱える課題解決に寄与するだけでなく、CO2排出量の削減など環境に優しい側面も持ち合わせています。賃貸住宅の入居者にとっては、利便性が大きく向上するため、物件選びの重要なポイントとなるでしょう。再配達が不要になることにより、入居者は時間を有効に活用できるだけでなく、受取時のストレスを軽減することができます。