スタンフォード大学との未来を担う子どもたちを育てるワークショップ
2025年9月15日、名古屋市にあるアライブインターナショナルスクールで、スタンフォード大学の学生と日本の子どもたちが参加する特別なワークショップが開催されました。テーマは「世界の課題を英語で解決する~無限のリソース~」で、英語を使って多様な世界的課題に挑む貴重な機会として注目を集めています。
イベント概要
このワークショップは、スタンフォード大学の大学生、MARIO DEPAVIA氏を講師に迎え、小学生から高校生までが参加しました。午前中の部は10時から12時まで、低学年の子どもたちを対象に行い、午後は13時から15時まで高学年および高校生を対象としました。参加はアライブに在籍していない子どもたちも可能で、多くの子どもたちがこのイベントに興味を持ちました。
MARIO DEPAVIA氏のバックグラウンド
MARIO氏は、コンピューターサイエンスと東アジア研究を専攻し、全米の有名なインターンシップや教育プログラムに参加した経験があります。特にAIとリベラルアーツの交差点を研究しており、教育を通じて日米の文化交流を促進する意義を強く感じています。
ワークショップの内容
ワークショップの中心は、参加した子どもたちによるQ&Aセッションとグループディスカッションです。子どもたちはスタンフォード大学での学びに関する質問を次々と投げかけ、「1日どれくらい勉強するの?」や「大学生活で楽しいことは何?」といった質問に対し、MARIO氏は自身の経験を基に英語で答えました。特に、普段は試験前に一日7〜8時間の勉強をするという話には、参加者たちから驚きの声が上がりました。
世界課題に挑むアイデア
午前の部では、「マイクロプラスチックによる海洋汚染防止」がテーマでした。低学年の子どもたちが自由な発想で解決策を提案しました。提案の一部には、海にロボットを入れてプラスチックを食べさせる、海水浴客がいる時だけ使用できるゴミ取り網を設置するなど、子どもの独自の視点からのユニークなアイディアが飛び出しました。
午後の部では「鳥インフルエンザなどの感染症対策」をテーマにし、参加者はそれぞれ政府、大学、民間企業の立場を選び、情報共有や事後・予防策について議論を展開しました。この過程を通じて、立場の違いを意識しながら多様な視点を統合する体験ができました。これらの活動は、プロジェクト型学習を基にしており、官民連携の大切さを学ぶ良い機会となりました。
MARIO氏の感想
MARIO氏は、参加した日本の子どもたちの英語コミュニケーション能力に感銘を受け、「英語で躊躇せずに意見を述べる姿に感動した」とのコメントを寄せました。特に小学校低学年の子どもたちが、恥じらうことなく自分の意見を表現できていたことが印象的だったとのことです。
アライブの目指す教育の形
株式会社アライブでは、これまでも国内外の大学や教育機関と連携し、最先端の教育プログラムを提供しています。アライブが実施したこのワークショップは、英語を学ぶだけではなく、国際的な視点を育む画期的な取り組みです。
今回の体験は、単に言語スキルを向上させるだけでなく、自ら課題を発見し、協力して解決策を見いだす能力を身につけることにつながります。今後もアライブは「英語で学びながら、無限のリソースと可能性を活用して世界課題に挑む」という教育理念のもと、さらなる教育機会の創出に努めていきます。