マウザー、BeagleBoardの新型高性能ワイヤレスモジュールの取り扱いを開始
マウザー・エレクトロニクスが、BeagleBoardの次世代ワイヤレスモジュール「BeagleMod CC33」を新たに取り扱い開始しました。このモジュールは、Wi-Fi 6とBluetooth 5.4に対応し、産業用IoT、車載機器、スマートホーム、医療機器など、さまざまな用途に適した設計がされています。
高性能なBeagleMod CC33モジュールの特長
BeagleMod CC33は、2.4GHzのWi-Fi 6とBluetooth® Low Energy 5.4をサポートする、高性能のワイヤレスコンボモジュールです。産業環境でも利用できるよう、-40°Cから+85°Cの広範な温度範囲で安定した動作が可能です。これにより、厳しい環境での使用にも耐えられる堅牢な製品となっています。
モジュールのバリエーション
このモジュールには次の2つのバリエーションがあります:
1.
BeagleMod BM3301-1313: 13mmのBGAモジュールで、TIのWL18xxMODシリーズとフットプリント互換があり、設計のアップグレードが容易です。
2.
BeagleMod BM3301-1216: 12mm×16mmのM.2 1216 LGAモジュールで、IPEX Gen 4コネクタとu.FLアンテナコネクタを備え、基板レイアウトの簡素化を実現しました。
どちらのバリエーションも、最大+20.5 dBmの送信出力を持ち、Wi-Fi 6とBluetooth LE 5.4を統合しています。これにより包括的なワイヤレスソリューションを提供します。
BeagleY®-AIシングルボードコンピュータ
マウザーでは、BeagleY®-AIシングルボードコンピュータ(SBC)も取り扱っています。この板は、低コストでオープンソースのプラットフォームを提供し、幅広いコミュニティによってサポートされています。BeagleYは、スマートなヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の開発をサポートするために設計され、64ビットのクアッドコアA53プロセッサを搭載しています。
AIアクセラレーターが複数搭載され、C7x DSPと併用することで、1つあたり2 TOPS(毎秒2兆回の演算)を実現し、合計で4 TOPSの演算性能を発揮します。また、最大3画面同時出力のGPUと最新のUSB 3.1、PCIe Gen 3接続インタフェースも備えています。さらに、BeagleMod CC33モジュール(BM3301-1313)もオンボードに搭載されており、Wi-Fi 6とBluetooth LE 5.4が利用可能です。
マウザーのサービスと提供品
マウザーは、グローバルな正規代理店として、最新の半導体や電子部品、産業用オートメーション製品を取り揃えています。すべての製品は、完全にトレーサブルで認証済みの純正品のみを提供しています。さらに、ウェブサイトには技術リソースセンター、製品データシート、アプリケーションノートなど、豊富な情報が揃っています。
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おわりに
マウザー・エレクトロニクスについて、彼らのサイトでは680万点以上の製品を掲載し、28か国のサポート拠点において、日本語を含む多言語でのカスタマーサービスが受けられます。最新鋭の物流センターを活用し、223の国と地域へ迅速に製品を発送しています。詳細は
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BeagleBoard.orgは、低価格でファンレスのシングルボード・コンピュータを提供し、さまざまな組み込みシステムの開発を容易にするオープンソースプラットフォームを提供しています。これにより、エンジニアが創造的なプロジェクトに挑む際の助けとなるでしょう。