最軽量の新しいワークシューズ「オールマイティ LL 11L」
ミズノが2024年1月20日に発売を予定している「オールマイティ LL 11L」は、同社のワークシューズの中で過去最軽量のモデルです。このシューズは、主に建設業や運輸業といった過酷な現場で働く作業者をターゲットにしており、その軽さと安全性は多くの期待を集めています。
軽さの追求
ワークシューズにおいて軽さは重要な要素ですが、安全性と両立させるのが難しい課題でもあります。ミズノはこの難題に挑み、「オールマイティ LL 11L」を開発しました。このシューズは、耐滑性や耐久性といった基本的な安全機能を維持しつつ、シューズの各部品を見直し、軽量化を徹底しています。
特に注目すべきは、従来の硬質樹脂先芯からより軽量の先芯を採用したことです。この選択により、両肩で約295gという、まるでランニングシューズのような軽量感を実現しました。これは、ミズノのランニングシューズ「WAVE RIDER 28」と比較しても遜色ない軽さで、現場での作業効率向上に貢献します。
アウトソールとアッパーの新設計
「オールマイティ LL 11L」は、軽量化を優先した設計のアウトソールを採用しています。従来のアウトソールと比較して、ラバーの使用量を最小限に抑えつつ、JSAA規格のA種基準を満たす耐久性と耐滑性を備えています。この設計により、作業者はしっかりとした足元を保持しながら、軽快に動くことが可能です。
また、アッパー部分にはより多くのメッシュ素材を使い、通気性を高めています。この工夫により、長時間の作業でも蒸れにくいシューズを実現。さらに、つま先部分には耐久性のある人工皮革を使用し、耐摩耗性を高めています。
快適な履き心地
「オールマイティ LL 11L」は、クッション性に優れたミッドソールも特徴です。特に踵部には、荷重時にたわむ独自の『セル構造』が採用されています。この構造により、足元をしっかりと支えつつも柔らかなクッション性を保持し、快適な履き心地を提供します。
ワークビジネスの進化
ミズノは、1997年からスポーツ製品の技術を活用して企業向けのユニフォームを提供してきました。近年は需要に応じてワークシューズやワークアパレルのラインを本格的に展開し、ワークビジネス事業部を新設してさらなる成長を目指しています。目標として、2027年度には180億円の売上を見込んでおり、その一環として「オールマイティ LL 11L」を位置付けています。
この新モデルは、総合的に作業者の足元から労働環境を改善するための重要なステップとなるでしょう。
お問い合わせ先
製品に関する詳細は、ミズノお客様相談センター(TEL:0120-320-799)までお願いします。