買取マクサスが直営店での新しいリスク管理モデルを導入
買取マクサス(本社:東京都品川区)は、フランチャイズ(FC)加盟店の事業継続率を向上させるため、直営店を「実験室(ラボ)」と位置づけ、新たな経営戦略を発表しました。この戦略は「直営先行型・リスク遮断モデル」と名付けられ、加盟店には本部が負担するリスクだけを共有する形を採ることで、失敗のリスクを最小限に抑えることを目的としています。
FC業界の現状と直営店の重要性
フランチャイズ業界には、直営店での実績を築かずにFCを展開する企業も存在します。これにより加盟店が本部の都合で不利益を被るケースが多く見受けられます。特に脱サラで加盟するオーナーにとって、実績のない施策による失敗は非常に深刻な問題となります。マクサスはこの状況を打破するために直営店を必須とし、様々な施策をテストする場としています。
攻めの経営方針
新しいマーケティング手法や未開拓ジャンルを取り入れ、試行錯誤の中から成功のパターンを見極めていくことが重要だとマクサスは考えています。直営店での失敗も見逃さず、それをデータとして蓄積することで、FC店に向けた成功事例だけを提供していきます。このような「リスクの防波堤」となり得る機能をもつ直営店は、誠実なFC本部の基本的な姿勢であるとしています。
ハイブリッド戦略の採用
「なぜ直営店よりもFC展開をするのか?」という疑問に対しては、マクサスは「人の成長スピードの限界」と回答しています。リユース事業は最終的には人間の査定が必要なビジネスであり、直営のみでの全国展開は採用プロセスにおいてボトルネックが生じるためです。そこでマクサスは、地域に根ざしたオーナーとパートナーシップを結び、質の高いサービスの全国展開を目指すハイブリッド戦略を採用しました。
リスク管理モデルの特徴
1.
収益の還流システム: 直営店はFC加盟店からのロイヤリティに依存せず、直営事業からのキャッシュをFCのインフラ強化に投資します。
2.
経験に基づく指導: FC加盟店の指導を行うスーパーバイザーは、直営店で高いパフォーマンスを発揮したトッププレイヤーから選ばれます。このことにより、実際のトレンドや対応力を伴った実用的なノウハウが提供されます。
3.
直営との分業: 直営とFCそれぞれの役割を明確に分け、直営店は広域のマーケティングを担い、FC店は地域密着型でシェアを拡大することで相互送客を実現します。
買取マクサスの未来
マクサスは、FC加盟店を対象にしたビジネスモデルを強化するため、堀江貴文氏や有名な経営者との連携を進めています。出張買取や高価査定のサービスを通じて、リユース市場の活性化を図り、パートナーシップを広げていく考えです。未経験者でも安心して事業を始められるサポート体制を整え、事業売上の成長を約束します。
このように、マクサスの新しい経営戦略は、FC加盟店のリスクを軽減し、両者にとってウィンウィンの関係を築く試みです。直営店という実験室を使って、革新的な取り組みと共に企業成長を追求していきます。