2025年大阪・関西万博「福州の日」イベント開催
2025年の大阪・関西万博において、5月31日に特別なイベント「福州の日」が中国館で開催されました。この日の午前中には、福州市の魅力を伝えるプロモーション映像『A Date with Fuzhou』が上映され、来場者に古都福州の美しい風景と現代的な都市の魅力が印象的に紹介されました。
映像の中では、「枕山、面海、襟江」という言葉が描かれ、福州の歴史的な文化と豊かな自然が視覚的に表現されました。その背景の中で、福州がどれほど多様な魅力に溢れているかを示し、伝統と革新が共存する都市であることが際立っていました。
祝辞と経済・貿易の協力
開幕式に出席したのは福州市政府の梁棟副市長や中国駐大阪総領事館の薛剣総領事、大阪・関西万博中国館館長の鄔勝栄氏など、多くの要人が名を連ねました。彼らは共に日中の関係構築の重要性や、両国間の経済・貿易協力の未来について語りました。また、福州市貿易促進会と日本関西中華総商会によるプレゼンテーションでは、両地域の発展成果や今後の協力のビジョンが共有されました。
文化の紹介と無形文化遺産の体験
中国館の屋外では、国家級無形文化遺産に認定された詠春拳のデモンストレーションが行われ、来場者を惹きつけました。また、伝統的な歌舞や民族音楽が披露され、福州の文化の深さを感じることができました。館内では、福州の伝統工芸である軟木画や寿山石彫刻、切り絵のデモンストレーションが行われ、多くの来場者がその技術に感動していました。
特に、コルク絵「福に満ちた天地」と寿山石彫刻「霊芝を銜える縁起の良い鶴」、脱胎漆器「印象・国粋」といった代表的な芸術作品が展示されており、福州の文化が持つ独自の美しさが称賛されました。来場者は、ジャスミン茶の香りに包まれながら、福州の祝福を込めた切り絵を子どもたちに手渡す光景も見られ、大人から子供まで楽しめる文化体験が提供されました。
今後の交流の展望
文化を通じたつながりを大切にし、日中間の文明の相互学習が進められています。福州はこれから科学技術、文化、観光、教育、さらには都市の更新や社会ガバナンスといった多くの分野で、日本との交流を更に推進し、持続可能な発展を目指します。
また、各国からの来場者が福州の文化に触れることで、交流の輪が広がることが期待されています。更にアジア太平洋観光社は、両国間の相互理解を図り、様々な文化活動を通じて日中の友好関係を築いていくことに力を入れています。
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このイベントは、福州の魅力を存分に感じる貴重な機会であり、今後の文化交流においても重要な一歩となることでしょう。