メッシュ式フライパン「メッシュパン」が注目を集める
福岡県柳川市に本社を構える株式会社乗富鉄工所が開発した「メッシュパン」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は同社が手掛けた「ヨコナガメッシュタキビダイ」に続くもので、2年連続の栄誉となります。
メッシュパンの特徴
メッシュパンは、アウトドア調理の新しいスタイルを提供する製品です。これまでのフライパンでは難しかった食材が調理可能になり、特に直火調理の際の欠点を克服しています。細かいメッシュによって、お肉や野菜のみならず、麺類やお米も直火で調理できるようになりました。また、余分な脂が落ちるため、ヘルシーな仕上がりが実現します。さらに、取っ手が付いているため、火加減を調整しながら容易に調理できます。
藁焼きと燻製の新しい楽しみ
メッシュパンを使えば、高温で一気に焼くことができる藁焼きや燻製も楽しむことができます。藁焼きでは、食材に藁の香りをつけることができ、旨味を引き出すことが可能です。スモークチップを使うことで燻製を行うこともでき、シンプルな食材であっても質の高い料理に仕上がります。
お手入れも簡単
メッシュの部分は取り外し可能で、万が一破損した際も別売りのメッシュシートに交換できます。お手入れも簡単で、硬めのスポンジやたわしで洗剤を使って汚れを落とすだけです。メッシュ面がフラットなので、洗いやすさも特長です。
審査員からの高評価
グッドデザイン賞の審査員からは「細かいメッシュは直火のメリットを最大限に引き出し、多くの食材を調理することができる」と高評価を得ています。この革新的なプロダクトは、アウトドア料理の楽しさを大いに広げるものとされています。
メッシュパンの開発経緯
株式会社乗富鉄工所は創業76年を誇る水門メーカーであり、アウトドアブランド「ノリノリライフ」を立ち上げ、地域の工場やデザイナー、大学とのコラボレーションでプロダクトを開発しています。メッシュパンの開発は、焚き火をさらに楽しむための器具としてスタートし、約2年間の試作と試験を経て完成しました。デザイナーとのディスカッションを重ね、より良い製品にするべく努力が続けられました。
メッシュパンの仕様
- - 大きさ: 幅32cm x 長さ48cm x 厚さ2cm、重量0.38kg
- - 小ささ: 幅21cm x 長さ38cm x 厚さ2cm、重量0.26kg
- - 素材: 本体はステンレス(SUS304)、ハンドルは木材(ホワイトアッシュ)
- - 価格: 大16,500円、小13,750円
詳細は
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まとめ
「メッシュパン」は、直火調理の可能性を広げる素晴らしいアイテムです。これまでにないユニークなプロダクトで、多くの方にアウトドア料理を楽しんでもらえることを心から願っています。