業務効率化AI実証実験
2025-11-13 11:35:59

AIを駆使したフロントラインワーカーの業務効率化を目指す実証実験

フロントラインワーカー向けの新たなAI技術:日立ソリューションズ・テクノロジーの実証実験



株式会社日立ソリューションズ・テクノロジーは、映像や画像を理解し、テキストを通じて応答を生成する新しいAI技術「Vision Language Model(VLM)」を活用した実証実験をスタートしました。これは、フロントラインワーカーにおける安全管理や業務の効率化を図ることを目的としています。

現場の課題


近年、フロントラインワーカーの現場では、作業手順に従った行動を効率的に確認する仕組みが不足しているため、事務作業の煩雑さが問題視されています。この問題はレポート作成や安全確認の手間を増大させ、現場の効率が低下しています。加えて、天候や環境要因による誤検知や過剰検知といった問題もあり、これがコスト増や運用負担の原因となっています。

VLM技術の導入


これらの問題に対抗するために、VLMは映像情報を文脈ごとに理解し、自然言語で説明することが可能です。この技術により、誤検知を減少させ、異常を特定する精度を向上させることができます。また、安全行動の可視化や、レポート作成の自動化が実現可能となります。

独自技術を併用した実証実験


日立ソリューションズ・テクノロジーは、このVLM技術を自社のエッジAI技術と統合した独自の“アダプタ”を活用しています。この技術を駆使して、カメラ映像から異常状況や特定イベントを高精度で認識し、その結果をリアルタイムで解析します。これにより、安全管理の向上と業務の効率化を実現しようとしています。

実証実験の内容


この実証実験では、日立電力や産業分野の設備監視を行う企業との協力の下、いくつかのプロジェクトがすすめられています。たとえば、設備管理者の人手不足を解消するために、AIにより設備の異常を自動的に検知し、報告するシステムの構築を目指しています。

1. 設備監視の自動化:株式会社日立パワーソリューションズと協力し、故障を示す表示灯の変化をAIが検知し、その内容を自動でレポート化します。
2. 駐車場監視業務の効率化:パラカ株式会社との実証で、カメラ映像から異常を即時に検知し、管理業務の負担を軽減。
3. 太陽光発電の監視:アムニモ株式会社と協力し、監視業務を高度化し、誤検知を低減。特に銅線盗難の防止が目的です。

期待される成果


これらの実証実験を通じて、日立ソリューションズ・テクノロジーは、AIを活用した業務の効率化や安全対策の向上に向けて新たなソリューションを展開する準備を進めています。現場のニーズに応じた運用や、既存のインフラを活用したコスト削減の実現が期待されています。

また、2025年11月には、横浜で開催される「EdgeTech+ 2025」で、このプロジェクトを紹介し、他の企業との連携や技術の展開を促進していくとしています。

会社情報

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株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー
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