中禅寺湖での持続可能な未来への挑戦
奥日光の中心に位置する中禅寺湖は、「鱒釣りの聖地」として名高い地域です。しかし、釣り人の増加とともに、湖底には多くのごみが沈み、環境への影響が懸念されています。そこで、私たちLakeside Storiesは、湖の美しい未来を守るために、畫成された新たなプロジェクトに取り組み、クラウドファンディングを通じてその実現を目指しました。
釣りごみ問題の現状
近年、増加する釣り人によって中禅寺湖では「根掛かり」の問題が現れています。2024年度に行われた調査によると、釣り人の1日はおよそ2.6個のルアーやフライを失い、年間では約41,000個ものルアーが湖底に沈んでしまっています。また、釣り糸も長さにして約113kmにも達し、湖底には放置された釣り糸が新たな根掛かりを生む悪循環が存在しています。
湖底でのごみは、実際には釣りごみの11%しか占めておらず、一般ごみが89%を占めるということが明らかになっています。このことからも、美しい湖を未来へ繋げるためには、広く意識を高め、ごみの回収に力を注ぐ必要があることが分かります。
アップサイクルプロジェクトの趣旨
私たちの目指すのは「湖底ごみゼロ」の実現です。これに向けては、ダイバーによる湖底清掃を確実に行い、その際に回収したごみを熊鈴へとアップサイクルする取り組みを進めています。このプロジェクトは、環境保全に向けた持続可能な仕組みづくりであり、利益を次の湖底清掃へ再投資するという好循環を生むサイクルを創出することを目指しています。
クラウドファンディングの成功
私たちの活動は、開始からわずか1時間で300万円を調達することに成功しました。この資金は、湖底清掃の体制強化やアップサイクル品の開発、販売体制の整備に使用されます。最終的には1500万円の資金を目指し、プロジェクトを進めていく予定です。
現在の湖底清掃は、海底清掃事業者と連携し、ダイバーたちが携わっています。2025年の目標では、月に6日間の清掃を行い、釣りごみ144kg、一般ごみ33kgの回収を予定しています。しかし、これだけの清掃を行うためには、資金面と人材の確保が課題です。
新たな合金「日光はがね」と熊鈴の制作
さらに、回収したルアーを用いて「日光はがね」という新たな合金を作り出し、熊鈴を製作しています。この熊鈴のデザインは、彫刻家が手がけ、中禅寺湖に生息する鱒をイメージしたものです。未来の世代が「何これ、かっこいい!」と思えるような製品を作り出すことを目指しています。
未来志向の取り組み
私たちLakeside Storiesは、奥日光の環境保全に向けた活動を、地域の人々や行政と一緒に進めることで、より大きな輪となって課題を解決していくことを信じています。このプロジェクトを通じて、2100年も鱒が棲み続けられる湖を実現し、地域の未来を明るくするための活動を続けていきます。私たちの取り組みに、ご関心のある方はぜひ、クラウドファンディングのページをご覧ください。